エクセル表で伝わる「ココロ」

 エクセル表のはみ出し、気になりませんか。いざ、エクセル文書をプリントアウトしてみると、表がバラバラのページに印刷されていて、5ページの表が10ページ、ひどいときに15や20ページにもなったりする。見づらいだけでなく、紙の無駄遣いにもなる。

 今日、顧客某社の担当者から送ってきたエクセル文書の「ページ設定」を、私がやり直して、奇麗に体裁を整えて送り返した。私は「性悪説」で、他所から送ってきたエクセル文書をすべて「印刷プレビュー」にかけている。

73407_2(写真:マイクロソフト社)

 すべての表は左右のはみ出しがなく、ぴったりページに収まるだけでなく、上下も意識してなるべく同じ表が異なるページに跨らないように綺麗に調整して作成された文書を見ると、作成者のやさしいココロと思い遣りがずしんと伝わってくる。

 私は秘書検定を受けたことがないし、エクセル表の制作技能が検定内容になっているかどうかはわからないが、技能よりもやはりココロだと思う。

 文書の作り方は、何も秘書だけの専門分野ではない。われわれ一人ひとり、オフィスワークにかかわる人間はつねに、心掛けなければならないものである。