労働法は労働者になれない人を保護しない!

 先日ブログで書いた今年大学新卒の初任給が2500元レベルに低下しているということだが、最新情報では、さらに2000元、一部の地方都市では何と1500元、法定最低賃金にまで落ち込んだという。

 失礼な言い方だが、ほとんどたたき売り状態だ。今年、699万人もの新卒は内定3割(それでも公式発表)、最終就職率は5割を下回るのが確実だ。過年度の蓄積を加味すると、大卒失業者は500万人を超える。

 市場メカニズムを無視すると、しっぺ返しを食らう。先日の博士学位答弁でも、私が言った。「労働者保護は間違っていないが、守られているのは労働者になれた人たちだけだ。しかもそのなかの一部既得利益者だけだ。労働者すらなれない多くの人の利益を無視した労働法は果たして公平正義といえるのか、全体的に社会利益にプラスになるのか。そういう意味で悪法としかいいようがない」

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