深夜のガソリンスタンド、常識か非常識

 日曜深夜、月曜未明1時、エア・アジア便で上海浦東空港着。

 タクシーに乗り込んで走り出してしばらく、突然ガソリンスタンドに駆け込む。「給油しますから、待ってください」、無愛想な運転手。

 深夜のガソリンスタンド、給油口は一個だけで、給油順番待ち状態。「どのくらい待つの」早くホテルに着いて休みたい私。「10分くらいで済む」相変わらず無愛想な運転手。「市内までガソリンが待たないの、何で客を乗せる前に給油しておかないの」少々、怒りを覚え始める。「なんだ、そんなに急いでいるのかよ。いいよ、市内に着いてからやるよ。チェッ!」、渋々ガソリンスタンドを後にする運転手。

 完全に切れた。こんな深夜で、しかも、メーター倒して深夜割増料金を払って、ガソリンスタンドで喜んで給油の付き合いをする客は世の中いるか!非常識にもほどがある。

 やはり、ここは非常識の国だ。いや、失礼。彼たちにとって、私のほうが非常識に見られるのだろう。常識と非常識の戦いは終りがない。これが中国だ。