金曜の夜は月例のコンサート。「Pre-theater dinner」(プレシアターディナー)は、二度目の「NOBU」クアラルンプール店。
ロンドンやニューヨークの劇場街では上演日の夕方から、「Pre-theater dinner」メニューがいろんなレストランの店頭を飾る。そこでゆっくりと美味しい料理を食べ、美味しい酒を飲み、ほろ酔い気分で感性を200%膨らませてコンサートや劇を楽しむのである。
東京には、こんな風情がない。なぜか(終電の考慮か?)、コンサートの上演時間は6時や7時台ととやかく早い。残業をサボって空腹を抱えての観劇では、なんと色気がないことだ・・・。
クアラルンプールのコンサート上演は、夜8時30分。ホールと同じペトロナスツインタワーの敷地内にある「NOBU」からは、移動時間5分。開店一番6時に入店し、「8時までに料理のコース全品サーブを終えるように」と伝えれば、2時間以上ゆっくりと「Pre-theater dinner」を楽しめる。
本日は「シェフのスペシャルお任せコース」。前菜数品、寿司盛り合わせ、サラダ、魚、肉、スープ冷やしそば、デザートという構成。それに、「マツヒサ・マティーニ」2杯と日本酒・・・。勘定を終えるのが8時10分、絶妙なタイミングだ。
素晴らしい「Pre-theater dinner」だった。ご馳走様。