赤道直下の夏休み、明日よりも今日を楽しむスローライフ

 7~8月は夏休みでゆっくり読書と仕事に専念する、と決め込んでいたが、意外にも、社交イベントに追われている。千客万来とまで行かなくとも、来客は入れ替わりひっきりなしだ。

160229-1930-Home我が家のおもてなし、プールサイドのガーデンバーベキュー

 宿泊客もいれば、食事会だけの客もいる。食事会といえば、我が家のガーデン・バーベキューがすっかり定番となり、星空の下で炭火焼を楽しむ野性的な豪快さは結構好評を得ている。メイドの焼き技もだいぶ向上し、本格的な焼鳥も食べられるようになった。

 日本だと、自宅に客を招くことはなかなかできない。マレーシアなら、人口密度が日本の4分の1なので、やはり空間的余裕を実感する。以前住んでいた上海と比べても同じことが言える。住宅の賃貸費もわずか上海の5分の1程度。

 全体的に、マレーシアという国は経済発展に価値を置いていないようにも見える。明日よりもやはり今日を楽しむことが大切。Tシャツと短パンとサンダル、そしてお腹いっぱい食べられる食料があれば、明日など心配してどうするの、というのがこの国の正義だ。

 このようなスローライフ中のスローライフを見てみようと、明日、週末からはマレー系住民が中心であるマレー半島東海岸の旅に出る。街を訪問して、ペルヘンティアン島で短い夏休みを家族と過ごす予定だ。