リゾートの朝は早い。6時起床。早朝読書のあと、7時過ぎに朝食。

宿泊先のセントレジスの朝食はブッフェである。少々残念。せいぜいメインをオーダー式にしてほしかった。朝食後は海辺で散歩。

セントレジスは世界遺産ル・モンの麓に建てられたリゾート。18世紀から19世紀初頭にかけて、モーリシャスは奴隷貿易の中継港だった。アフリカやマダガスカルから連行されてきた奴隷たちは、孤立した岩山のル・モンの頂上へと逃げ、そこで隠れて暮らしていたという。

コバルトブルーの海とエメラルドグリーンの浅瀬、そして悲しい歴史を抱えるあのル・モンの岩山。織り成すハーモニーは誠に不思議なものだ。

昼食をとらずに海辺で読書に耽る。何もしない贅沢、これがリゾートの極意。リゾートの英語「Resort」とは、「Re・Sort」の合成語。「Sort」とは「分類」。つまり、リゾートとは再分類のこと、いわゆる人間最適化の時間である。雑念をなるべく排除して読書に専念するのが、私流の最適化である。

午後15時過ぎ、プールで軽く泳いで部屋に戻る。夜はホテルのグリル・レストランで夕食。今日のメインは、インド洋地産のロブスター。思ったよりも大きくて味がしっかりしている。南アフリカ産のシャルドネとの相性が抜群だ。

素晴らしい1日だった。感謝、感謝。




