ホーチミンで連続セミナー、賃金制度と3階建人事制度

 6月29日(木)と6月30日(金)は、ベトナムのホーチミンで2日連続のセミナーを予定している。

 6月29日(木)はまず、「ベトナムにおける賃金・職位・等級制度の設計と運用実務セミナー」

 賃上げ要求、賃金に対する従業員の不満や不平等・不公平の訴え、賃金ダウン不能、人件費コストの上昇、他社高賃金による引き抜き、賃上げに伴わないモチベーション・・・、多くの問題や苦悩を抱える賃金制度は、まさに人事の肝心。ベトナムの人事現場では、どのような賃金制度を、どのように実施したら良いのか、立花聡のコンサル現場で蓄積された豊富な経験と実績に基づいて、事例も交えて分かりやすく解説し、提案する。

 ● ベトナム労働現場の賃金相場とそのメカニズム
 ● 賃金上昇と忠誠心、パフォーマンスの逆説的な関係
 ● ベトナム人の賃金観と労働意欲・動機付け~カネの問題と心の問題
 ● 日本人トップに見えない賃金問題に起源する社内の対立
 ● 「不平等こそが、平等だ」、賃金運用の鍵~格差を目指せ!
 ● 制度改革への反対の声にどう対応するか
 ● ベトナムで勝てる賃金制度の根本理念
 ● 立花流「3階建て賃金制度」の設計と運用
 ● 賃金テーブルの作り方
 ● 役職ポストの混雑解消と出世道の敷設
 ● 優秀従業員へのインセンティブと脱落者の敗者復活 ・・・など。

 6月30日(金)は、「ベトナム人事労務の必須~『3階建人事制度』説明会」

 在越日系企業は、人件費コストの上昇という財務課題を抱えつつも、ベトナム独特の労働法政策にもたらされる雇用・賃金制度の硬直化という労務課題、さらにこれらに付随する企業の労働法務課題に直面している。この三大課題を構造的に解決するために、「3階建人事制度」が必要不可欠であり、かつ唯一の抜本的解決策となる。背景および制度の全体的なメカニズム、アウトラインを分かりやすく解説する。

 ● ベトナム経営現場の三大課題のメカニズム
   1. 賃上げと人件費コスト上昇の課題
   2. 無期限労働契約・終身雇用の課題
   3. 労働法改正・企業労働法務の課題

 ● 「3階建人事制度」のメカニズム
   1. 制度の基本構造と概要
   2. 三大課題を如何に解決するか
   3. 現行制度の変更・新制度導入の諸課題

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