「無恥小日本、従業員を騙し、会社資産の移転を密謀し、詐欺の鬼子と最後まで戦おう!」――日東電工・中国蘇州工場の門に張り出された横断幕。新年明けて1月上旬、早速在中日系企業には不穏な気配が。
昨今の中国情勢が厳しい。在中日系企業は経営合理化の観点から、中国事業の縮小や移転、閉鎖、一部撤退など事業再編・戦略的調整を行う必要性が生じる場面も多々ある。それがまったく適正な経営戦略方針だとしても、中国特有の事情によって多くの難関に直面する。
このたびは、様々な事例を交えて、中国における事業再編を行う際の原則と要訣を解説する。2月6日に上海でセミナー「日東電工蘇州工場閉鎖事例に学ぶ、中国事業縮小撤退・リストラの要訣」を開催する。
日系企業の中国事業縮小・移転・閉鎖・撤退の多くは現下、正しい経営決断である。正しいことを正しく実施するには、失敗データを含む情報の共有とともに、事業再編・イグジット(出口)戦略は欠かせない。1社の失敗に失敗の本質を学ぶことができれば、後続他社の成功に必ずつながる。と、私は確信している。
<予定主要内容>
● 【事例学習】日東電工蘇州工場の閉鎖事例
● 【事例学習】シチズン中国工場の電撃閉鎖リストラ事件
● 【事例学習】パナソニックのリストラ補償騒動事件
● 中国における事業再編・経営合理化の必要性と原則
● 事業縮小・移転・撤退等とリストラの関連性
● 中国におけるリストラ要件と審査基準
● リストラの実施可能性、労働組合との協議や行政当局との折衝
● リストラできないときのリストラの行い方
● 「早期退職者募集」が中国で必ず失敗する理由
● 事業・資産譲渡(売却)に伴う人員移管の方法
● 支店・部門・ライン等組織変更に伴う人員調整の方法
● 法人本社・支店の清算撤退に伴うリストラの方法
● 中国における「解雇」の三通りの方法
セミナー参加のお申込みは、こちら。
<写真:中国国内ネット@小股民FLY>
<次回>