タンジョン・ジャラ(4)~秀逸さトップクラス、リゾートも半島東海岸も

<前回>

 今回、タンジョン・ジャラ・リゾートで利用したのは、「マレーシア人・外国人居住者専用パッケージ」。1泊771リンギット(約21,000円)。この料金には何と朝・昼・夕の3食しかも2人分が含まれているのだ。

 朝はブッフェだが、昼食は2コースセット(前菜+メイン、または、メイン+デザート)、夕食は3コースセット(前菜+メイン+デザート)。コーヒーやティーは1日中無料(アルコールだけは別料金)。

 食事は通常のアラカルト・メニューから単品料理(単価に関係なく)を選んで好きなように組み合わせるのもいいし、あるいはたとえば魚と鶏の両方をマレー風仕立てで思い切ってスパイシーにしてくれなど、我がままな注文もOK。さらに海鮮スチームボートも前日予約すれば準備してくれるのだ。もちろん追加料金一切なし。補足すると、主食のご飯は普通のライスでなく、焼き飯や焼きそばにしても問題ない。とにかくアルコール以外はすべて無料。

 料理の量は半端でない。私のような大食いでもこのコース料理でたらふく状態だ。1日3食がしっかりついているので、朝早く起きて7時のレストライ営業開始と同時に朝食を食べ始める。やっと胃袋が落ち着いたところで次の食事が出るのだ。日中は一生懸命泳いで食べたものの消化活動に努める。

 コストパフォーマンスが良すぎるというよりも、こんな料金でここまで贅沢にさせてもらっていいのかと不安すら感じてしまう。サービスの品質も申し分ない。スタッフはほとんど地元出身者で、みんなフレンドリー、いつもニコニコ自然な笑顔で挨拶してくる。

 全体的な評価は、いままで体験してきたリゾートのなか、間違いなく総合得点のトップクラスだ。ここのリピーターになろうと決めた。

 マレー半島の東海岸は、今回は4回目の旅になるが、まったく飽きない。海の美しさは西海岸の比ではない。別格だ。ランカウイやペナンといった西海岸のメジャーよりは、私は断然東海岸を薦めたい。将来的に東海岸高速鉄道が建設されれば、自然環境は果たして今の状態が保てるのか甚だ疑問だ。

 今のうちに行っておこう。マレー半島の東海岸。

<終わり>