<雑論>石破総理のこと / 資本主義と民主主義の交差

● 石破総理のこと

 石破茂・新自民党総裁が選出された。高市早苗氏と比べてどちらかというと、石破氏が望ましいと、以前私は何度かフェイスブックにも投稿していた。石破氏は現実主義派だからだ。一方では、高市氏は「理想郷」的な保守右派であり、「符号」を求める似非保守層に人気があっても、所詮実務派ではない。安倍晋三氏も同じカテゴリーだった。似非保守に人気のある役者として演技が上手だった。

 そういう意味で石破氏がリアリストであり、国益のためにある程度やってくれるだろう。自民党はさすがエリート軍団だけに、頭の悪い似非保守層の幻想をスキップした。もう一度言うが、高市支持派に頭の悪い似非保守が多い。

 自民党の石破総裁は、日米安全保障条約を改定し、日米同盟の「非対称性」を改めるべきだとの考えを示した。米英並みの対等な同盟関係に引き上げる狙いがある。米シンクタンクのハドソン研究所が9月27日、ウェブサイトに同氏の寄稿を掲載した。石破氏は寄稿で日米安保条約に関し「『非対称双務条約』を改める機は熟した」と訴え、「今のウクライナはあしたのアジア」とも指摘した。

 日米非対称関係の是正。私は石破氏の政策を強く支持する。日本が中国と対峙する上で、まずは対米関係の是正が前提。もちろん台湾問題を含めて、米国の代理戦争は拒否すべきだ。「国家の意志」を持つ国家になることにより、日本人として真の誇りを取り戻す。石破氏がこれを実現できたら、歴史に名を残す。

● 資本主義と民主主義の交差

 資本主義(経済制度)と民主主義(政治制度)の関係――。資本主義が行き過ぎると、貧富の差が広がり、ついに大多数の大衆が反乱を起こし少数の資本家特権階級を倒し、民主主義国家を作り上げる。そこから資本主義がもう一度成長し、またじわじわと勢力を強め、ついに政治に浸透し、民主主義の政治を操る段階に至る。それはいわゆる「ディープステート(DS)」現象。

 本当ならば、大衆がもう一回反乱を起こすところだが、何せ表向きには民主主義になっているので、誰もが民主主義を倒すことができない。これが、今資本・民主主義国家が抱えている自己矛盾であって、しかも大多数の大衆ないし知識人も気づいていない自己矛盾だ。この本質を看破し、国家資本主義型の国家運営に取り組んでいるのは、中国である。資本・民主主義国家(G7など)よりも高い経済成長を実現した。

 この本質に完全に私が気づいたのは4年前だった。故に、中国は米式民主主義を導入するのが自殺行為だと、私が言っている。ロシアが良き前例だ。

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