ミャンマーの市場。この風景は、80年代の中国を想起する。
中国では「財大気粗」というが、金持ちになり傲慢になりつつある中国よりも、初心に戻って、貧困脱出、希望を持ち、上を向いて歩こうとしている、この国、ミャンマーのために、役に立ちたいと願ってやまない。
ミャンマー進出宣言で、多くの激励の言葉をいただき、ありがとうございます。そのなかで、「立花さんは中国で成功しているのだから(成功したといえるかどうか、分からないが)、いまさら、リスキーなことに手を出さなくても、十分に食べていけるだろうし、ミャンマーで転んだらもったいないじゃないか」といった善意なアドバイスもある。
指摘されたとおり、言葉も通じない、急激に変化するミャンマー、失敗や挫折が多く待っていることは間違いなし。この国で、ビジネスとして絶対に成功させるとは確信が持てない。しかし、一コンサルタントにとって失敗データほど貴重な学習はない。ある意味で、苦い失敗体験が、甘い成功体験よりはるかに役に立つ。
失敗に投資する。必ずリターンがあると確信している。コンサルタントとしても、経営者としても、初心を取り戻したい。失敗で大きな成長を遂げることだけ、宣言したいと思う。一皮剥けて、必ず成長し、進化することを宣言する。