<誕生日の花の話>
昨日の50歳誕生日の夕食は、和食か洋食いろいろ迷ったが、最終的にクアラルンプールのマンダリン・グリルに決まった。
前菜はサスカヤ牡蠣(Tsarskaya)に、なんとシェリー酒という自分流のコンビ。生牡蠣と言えば通常、シャルドネか若いシャブリ、あるいは牡蠣の種類によってアルザスリースリングもありか、このあたりが無難であろう。ただ、50歳の誕生日にしては老化していく自分にガッツを入れるためにも力強さがほしかった。そこでふと思いついたのは、シェリー酒であった。ちょっとあまりにも自分流で邪道かなと迷ったが、ここがマレーシアだしいいか・・・。
シェリー酒とは、スペイン・アンダルシア地方産の酒精強化ワインで、ポルトガルのポート酒、マデイラと並んで世界3大酒精強化ワインに数えられる。キリリと冷やした「ティオ・ペペ」は実にドライで地味な力強さを与えてくれ、サスカヤ牡蠣とのハーモニーは50代の男にはぴったりではないか。
メインは、90日間熟成・完全穀物飼育オーストラリア産ブラックアンガス・リブアイ、ミディアム。そしてソースはいつものブラックペーパーをやめて、シェリーと呼応して、ポートワインソースを注文。
40代後半から和牛は基本的に和食でしか食べなくなった。洋食の場合、ソース類に引き立てられた和牛の脂身に過剰な豊穣さが強調され、食後の余韻がやや変質気味にぶれがちなので、リスクを取りたくない。そこで和牛よりも安価なアンガスあたりが逆に都合がよい。肉は良かった。面白いことに、ステーキフォークはカラフルの数種類から選ばせてくれる。
こんな感じの誕生日夕食だった。