北新地ホステスと上海KTV小姐、弁護士と喪黒福造の出番

 「『オレ、バツイチやねん』ウソつき不倫は女性の〝貞操権〟侵害!? 『冗談や』通用せず、北新地ホステス勝訴」(2015年9月30日付「産経West」)

 男性諸氏ご注意。特に中国在住の男性諸氏。北新地のホステスは20万円支払いの判決で済むが、上海のホステス小姐はそう簡単ではない。

 まず裁判など、そんな紳士的、理性的な、法治社会の手段を用いてくれない。もっと、ワイルドで、情熱的、時には卑怯や野蛮にさえ見える手法はいくらでもある――。

 「私が妊娠したわ、あなたの子よ。下ろしたくないの。産みたいわ、いいでしょう」・・・。会社にツーショット写真付きでFAXを送信したり、本社役員室に怪文書ならぬ署名付き「外部告発」を送りつけたり、日本領事館に帰任した駐在員の「捜索願」を出したり、まあ、サラリーマン人生を棒に振るだろうな。

 そうなりたくないやろう。んなら、払ってくれるよな。20万円?冗談でしょう。ゼロ1つ足しても足りへんわ。訴訟とかあんなの関係ない。「法外解決」が一番怖い。中国では弁護士の出番がないトラブルがいっぱいある。「法内解決」なら弁護士、「法外解決」の場合、がははははは・・・、喪黒福造の出番だぞ。

 上海デビューはよろしいが、ご用心ご用心。