2回目固定期間労働契約の取り扱い(6)~更新条件改悪による無固定期間労働契約回避、適法性と運用
S. Tachibana
<前回> 2012年8月に公表された「広東省高級人民法院・広東省労働人事紛争仲裁委員会・労働人事紛争案件審理の若干の問題に関する座談会紀要」(以下、「広東紀要」という)が、2回目の固定期間労働契約に…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(5)~「1回説」定論化か、広東省高裁解釈で2回目労働契約終了権を否定
S. Tachibana
<前回> 2012年8月に公表された「広東省高級人民法院・広東省労働人事紛争仲裁委員会・労働人事紛争案件審理の若干の問題に関する座談会紀要」(以下、「広東紀要」という)が、固定期間労働契約の「1回説…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(4)~3回目は必ず無固定期間労働契約を締結しなければならないのか?
S. Tachibana
<前回> 2回目の労働契約の期間満了時点で、雇用単位に終了権はあるのか。「固定期間労働契約を2回続けて締結し」という文言の解釈については、現在、「南派」と「北派」の二つの見解に分かれている。 【事例…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(3)~【判例】2回目労働契約終了で会社勝訴、賃金条件の不合意なら無固定期間契約なし
S. Tachibana
<前回> 【判例】 深圳C社の事例である。労働者Dさんの2回目の固定期間労働契約の満期を迎え、C社はDさんとの3回目の契約に無固定期間労働契約を締結することに同意している。労働契約の満期に伴い、職位…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(2)~【判例】「2回説」否認判決で会社敗訴、無固定期間労働契約の強制締結
S. Tachibana
<前回> 【判例】 深圳A社が2006年8月に労働者羅さんを採用し、2008年1月1日に1年期の固定期間労働契約(第1回目労働契約)を締結した。2009年1月1日、A社と羅さんは労働契約を更新し、第…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(1)~広東省 vs 上海市、無固定期間労働契約「1回説」「2回説」
S. Tachibana
中国における2回目の固定期間労働契約はいったい終了できるのか?2020年1月15日(日本語)と16日(中国語 )のWebセミナーの補足資料として、これから数回にわたってシリーズ連載いたします。 ━━…
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中国10年総括(2)~企業の発展道も労働者の出世道も閉ざされる
S. Tachibana
<前回> 【原文】(執筆:2009年1月) ● 労働契約法は労働者の出世道を塞ぐ ここ数年、中国の貧困層の収入は急増した。これは社会進歩の証だ。2002年や2003年頃、江蘇省や浙江省あたりの農民工…
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結婚も離婚も幸せになればそれでいい、立花流の「解雇論」
S. Tachibana
「解雇」――日本人にも中国人にもベトナム人にも、後ろめたさを感じずにいられない。 だが私は、そう思わない。私は、「解雇」と「辞職」は、基本的に同じだと思っている。従業員が「職を辞する」。会社は「雇…
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ベトナムにおける組織変更に伴う部門閉鎖、従業員の雇用・配置調整の取り扱い
S. Tachibana
企業内の組織変更に伴い、特定の部門(部署)を閉鎖することが多い。そのときの雇用調整はどのようにすればいいのか。 (1) 「組織変更」の重大性と濫用防止 「ベトナム労働法」36条10項では、「雇用者…
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