「立花聡のセミナー」カテゴリーアーカイブ

今日の中国は、明日のベトナム

 ベトナムの人件費コスト上昇が止まらない。さらに、労働者を過剰保護する労働法制に起因する解雇難や、労働生産性の停滞といった負の要因と相まって、企業管理面の課題は山積。

 財務・労務・法務面において、唯一の解決策といえば、私が考案した「3階建人事制度」しかない、と自信をもって断言する。

 「今日の中国は、明日のベトナム」

 中国で60社に上る日系上場企業の導入実績で証明された「3階建人事制度」の威力は、ベトナムにおいても発揮されるべく、すでに在越日系企業における導入が始まった。

 6月のホーチミン・セミナーに続き、10月9日(月)午後、ハノイの日航ホテルで「3階建人事制度セミナー(ベトナム版)」を行う。「3階建人事制度」とはどのようなものか、なぜ必要か、それがどのように機能するか、その全貌とメカニズムを徹底解説する。

<予定主要内容>

● ベトナム経営現場の三大課題のメカニズム
  1. 賃上げと人件費コスト上昇の課題
  2. 無期限労働契約・終身雇用の課題
  3. 企業労働法務・人事労務制度の課題

● 「3階建人事制度」のメカニズム
  1. 制度の基本構造と概要
  2. 三大課題を如何に解決するか
  3. 現行制度の変更・新制度導入の諸課題

 是非、在越日系企業経営者の皆様のご参加をお待ちしております。

ハノイでセミナー、ベトナムでの募集・採用とは?

 7月24日(月)、ハノイ。午前は顧客相談、午後はセミナー。テーマは、「ベトナムでの募集・採用・試用期間管理」。満席開催。

 刹那の面接、短い試用期間。多くの従業員は本採用を獲得するために、猫かぶっている。「何でもできます」「何でもやります」のはずだったが、後から気がつけば、違うんじゃないかと。

 会社としては、一人ひとりの採用や育成に多大なコストとエネルギーを投入している。これらの投入を無駄にしたくない。すべての全てが、募集・採用・試用期間という水際作戦にかかっている。

 ベトナムでの採用は特に何に注意すればいいのか、事例も交えて4時間の研修会だった。募集・採用といえば、次は人材育成。10月に、ベトナム人中核社員・幹部候補・幹部向けの研修会を行う予定だ。

 だんだん佳境に入っていく・・・。

がっつり朝食にミニ昼寝、セミナー続きの出張

 宿泊中の上海虹橋錦江ホテル。いつも1階のカフェで朝食を取っていたが、27階のラウンジも使えるので、最近は27階に場所を変えて朝食を取っている。

 27階のエグゼクティブ・ラウンジは、イタリアン・レストランに併設されているような形で、1階のカフェよりもずいぶんこじんまりとして静かだ。小規模だけにブッフェの種類はやや少ないが、品質は上々だ。

 セミナーの日は、朝食をがっつり食べて、ランチを抜くようにしている。昼の時間は貴重なので30分でも昼寝すれば、午後のコンディションがずいぶん違ってくる。通常のセミナーだと、午後13時30分から17時30分まで、途中1回しか休暇がないので、結構きつい。

 ということで、東京から上海、そしてホーチミンへと出張が続くが、移動日を除いて毎日セミナーがセットされている。まだ50代前半なので、なんとか体が堪えられる状態だ。

 本日は、上海からホーチミンへ移動。

日曜の終日講師、一般管理職向けの人事労務研修

 6月25日(日)。早朝から上海郊外松江にある某日系企業で終日幹部研修。

 業務のない休日に研修を受けたいという顧客企業の要望と、私の出張日程のフル活用という好都合が一致したための日曜研修。とりあえず朝から渋滞に巻き込まずに済むのが嬉しい。

 今回の研修は、全管理職の人事労務管理研修で1年間にわたり全12回の予定。人事部以外の人事研修は意外にも難しい。あまり専門的な労働法の解釈と運用よりも、現場の実態に即した分かりやすい講義が望ましい。

 今回もクローズド環境の社内研修なので、同社内の実例を挙げて分析・解説したり、一緒に考えたり柔軟に研修内容を調整して進めている。全員から活発な発言と参加があって、いい感じだ。

 私にとっても充実な1日だった。健全な疲労で、夜は22時過ぎに熟睡に就いた。

ホーチミンで連続セミナー、賃金制度と3階建人事制度

 6月29日(木)と6月30日(金)は、ベトナムのホーチミンで2日連続のセミナーを予定している。

 6月29日(木)はまず、「ベトナムにおける賃金・職位・等級制度の設計と運用実務セミナー」

 賃上げ要求、賃金に対する従業員の不満や不平等・不公平の訴え、賃金ダウン不能、人件費コストの上昇、他社高賃金による引き抜き、賃上げに伴わないモチベーション・・・、多くの問題や苦悩を抱える賃金制度は、まさに人事の肝心。ベトナムの人事現場では、どのような賃金制度を、どのように実施したら良いのか、立花聡のコンサル現場で蓄積された豊富な経験と実績に基づいて、事例も交えて分かりやすく解説し、提案する。

 ● ベトナム労働現場の賃金相場とそのメカニズム
 ● 賃金上昇と忠誠心、パフォーマンスの逆説的な関係
 ● ベトナム人の賃金観と労働意欲・動機付け~カネの問題と心の問題
 ● 日本人トップに見えない賃金問題に起源する社内の対立
 ● 「不平等こそが、平等だ」、賃金運用の鍵~格差を目指せ!
 ● 制度改革への反対の声にどう対応するか
 ● ベトナムで勝てる賃金制度の根本理念
 ● 立花流「3階建て賃金制度」の設計と運用
 ● 賃金テーブルの作り方
 ● 役職ポストの混雑解消と出世道の敷設
 ● 優秀従業員へのインセンティブと脱落者の敗者復活 ・・・など。

 6月30日(金)は、「ベトナム人事労務の必須~『3階建人事制度』説明会」

 在越日系企業は、人件費コストの上昇という財務課題を抱えつつも、ベトナム独特の労働法政策にもたらされる雇用・賃金制度の硬直化という労務課題、さらにこれらに付随する企業の労働法務課題に直面している。この三大課題を構造的に解決するために、「3階建人事制度」が必要不可欠であり、かつ唯一の抜本的解決策となる。背景および制度の全体的なメカニズム、アウトラインを分かりやすく解説する。

 ● ベトナム経営現場の三大課題のメカニズム
   1. 賃上げと人件費コスト上昇の課題
   2. 無期限労働契約・終身雇用の課題
   3. 労働法改正・企業労働法務の課題

 ● 「3階建人事制度」のメカニズム
   1. 制度の基本構造と概要
   2. 三大課題を如何に解決するか
   3. 現行制度の変更・新制度導入の諸課題

弾丸東京出張、ベトナム関連セミナーに美食会

 久しぶりに、東京でセミナー。明日木曜夜東京入りし、金曜の6月23日にセミナー、土曜朝発で東京から上海へ移動する。2泊正味1日という短い東京出張。

 今回の東京セミナーは、「ベトナム人事労務セミナー~三大経営課題と対応実務」――。その1、賃上げと人件費コスト上昇の課題。その2、無期限労働契約・終身雇用の課題。その3、企業労働法務の課題。

 弾丸東京出張とはいえ、セミナーの後は、麻布十番で「立花美食の会」(第4回)を開催する。楽しみだ。

三つ子の魂百まで、味覚矯正「食育」の難しさ

 6月18日(日)、働かない日。2週間の集中研修で疲れた体を癒したい。

 午前11時30分、クアラルンプールのマンダリン・オリエンタルに入る。中華料理で飲茶。ゆっくり飲茶したい。研修生たちとの食事は、食べるもの食べないもの、いろいろ忖度することが多かった。今時の若者はハングリーの時代を知らないので、良い意味でも悪い意味でも食生活が一見して「贅沢」(選択肢が豊富という意味の)になっている。

 妻はもてなし好きなほうで、箸が進まないとみるや、ひっきりなしに食べなさい食べなさいと勧め出す。研修生たちにはこれがプレッシャーになったかどうか知らないが、このマラソン対峙を見ている私もついつい疲弊化する。いや、もう勧めるのをやめなさいと、無理させるなと、最終的に思わず介入してしまう。

 マンダリンで妻と2人で飲茶をしながら、またもや研修生たちの食事の話題が出た。妻は研修生の少食・偏食ぶりに相当悔いが残っているようで、「あの子はもしや、Aが嫌いで、Bが好きだったんじゃないか」と事後の忖度を始める。まあ、それは確かにあったかもしれないが、忖度はもうやめようよと私が繰り返す。

 手作りの出汁がいかに美味しいか、本物の「うまみ」とは何か・・・。こういうことを若い人に理解してもらいたいという妻の願望はよく分かる。私もそうした味覚を鍛え、人間性を豊かに育てる「食育」がとても大切だと思う。ただ、現状とのギャップは楽観できない。

 「三つ子の魂百まで」ということわざがある。「3歳までの食経験は、その人の一生の味覚を左右する」、幼少期の食育が味蕾の成長ぶりと一生の味覚傾向を左右するとよくいわれるように、親の作為不作為が大きな要素をなしている。最終的に教育者であるはずの親自身の価値観や素質、レベルにもかかわっている。

 私自身も決して立派な食育を受けたわけではない。いや、むしろ食音痴だった。20代になってから、「うまいもん食え」と、アルバイト先の社長にきつく叱られ、無理やり社長の食卓に付き合わされた。「君がまずいと思った食べ物、なんで人がうまいといって食べているのか、その理由を考えろ。まずはまずいと思っても、1つ1つ拒否しないで食べてみろ。ゆっくり味蕾をつかって吟味しながら食べろよ・・・」

 社長には感謝している。社長の親代わりの矯正作業。そのおかげで、後日の私は少しずつ食の美味しさに目覚めたのだった。本物の美味に味蕾が瞬時に反応し、頭脳にシグナルを送りだす。この興奮の連続によって幸福を体感するだけでなく、ときにはひらめきが芽生えたりもする・・・。

 長い飲茶が終わると、隣のツインタワーへ移り、今シーズンの最終コンサート。そして、夕食は「亀寿司」で美味しくいただく。

 働かない1日。久しぶりに休日らしい休日でゆっくり充電できた。とはいっても、食育のことはついに頭から離れることはなかった。どんな教育も、まず受け入れる意思と姿勢とはいうが、殊に固定概念よりも身体や脳に付着・定着した本能的な感覚を否定し、新たな感覚を植え付けるほど難しいことはあるまい。

従業員教育研修のあり方

 2週間の新人合宿集中研修が今日で終わった。一応、脱落者出ず終了したとはいえ、いろんなことを深く考えさせられた。もっとも大きな課題は、何を学んでもらうべきかということだ。

 ・・・・・(本稿は顧客向けレポートに転用するため、削除させていただきました。ご了承ください。)

バクテ、猛勉強の疲れはスタミナで癒す

 自宅での新入社員合宿集中研修。金曜はクラス3の「会社儲けの仕組み、管理会計入門」に入った。猛勉強で頭脳が疲労する。それを癒すのはやはりスタミナ。

 昼食には、妻手作りの肉骨茶(バクテ)が供された。漢方スープの香りが心地よい。そして肉も内臓もスープもうまい。ご飯が進む。午後は、Case Studyでみんな大奮闘。

 来週は研修の後半戦、いよいよ実践演習、佳境に入る。

合宿集中研修、ロジカルな人になるための基本

 クアラルンプール自宅でのスタッフ合宿集中研修が始まった。

 月曜のクラス1「モチベーションとサバイバル力の形成」に続き、水曜はクラス2「ロジカルシンキング」に入る。すべてのビジネス研修クラスのなかで、私がもっとも重要視するのは「ロジカルシンキング」だ。

 「ロジカルシンキング」は、困難を乗り越え、課題をクリアしていくうえで欠かせない基礎体力であり、思考回路のインフラ基盤である。特にアジアにありがちな暗記型の学校教育に奪われた批判的思考を蘇生させるほど大切なことはない。

 議論を嫌い、議論ができない人は、まったく評価できない。既成概念や権威への無分別な盲従は、愚の象徴にほかならない。上司の指示を含め、すべての命題に対し「懐疑」を抱き、「なぜ?」を問いかけ、反論する力をもつことが基本である。

 事例学習では、「お客様が神様だ」という命題に対し、アンチテーゼを提起した上で、「神様となるお客様とは、どのようなお客様か」という次元に議論を進化(深化)させる。

 ヘーゲルの弁証法は、中国やベトナムといった社会主義国で教育を受けた人に受け入れられやすいようで、私はこの2か国出身者のクラスで多用している。

 いろんな実例を用いながら、帰納法と演繹法の基本原理を説き、最後に思考のツールとして「ロジック・ツリー」を紹介したうえで、実務課題をホームワークとして出し、クラスを終了する。

クラス1.モチベーションとサバイバル力の形成 (「心」のインフラを整える)
 • 人間の基本とビジネスパーソンの基本
 • 多様性共存への認識と順応力
 • 日本の企業組織とは何か?
 • 自分のための無形資産の形成
 • 哲学と芸術、理性と感性、豊かな人間とは?

クラス2.ロジカルシンキング
 • 思考回路と思考力の基本
 • 問題はどこか?原因究明のアプローチ
 • 課題の特定と最適解決策の決定
 • ビジネス現場におけるロジカルシンキングの活用
 • ビジネス文書のロジカルライティング