99%と1%、排斥と孤立を引き受ける自己否定の異端児

 短いランカウイの休日を終え、昨日クアラルンプールに戻り、仕事へ復帰。フェイスブックでの友人投稿記事を転載する。

 「経済的な自由を手に入れている人は全体の1%と言われている。そして、自分が経済的な自由を手に入れたいならば、経済的な自由を手に入れている人の思考を手に入れる必要がある。

 経済的に自由を手に入れている人はこんな時にどのような判断をするのだろう?経済的に自由を手に入れている人はどんなことを大切にしているのだろう?経済的に自由を手に入れている人ならばどうするのだろうかということを、常に考えることが必要になる。

 ただ、ここで一つ注意事項がある。経済的に自由を手に入れている人が全体の1%ということは、99%の人とは、違う思考を持っているということである。なので、今の経済的な自由を手に入れていない状態で意見が合う、気が合う人が多いという場合は、経済的な自由は手に入らないことになる。

 経済的な自由を手に入れるための思考を手に入れるには、今ある環境においては、孤独を感じ、今ある環境とはさよならをしなければならないことである。でも、今の思考や環境を手放す事が出来れば、1%の経済的な自由を手に入れている方に近づき、新しい環境を手に入れることになる。

 今ある環境を失うことに対する恐怖に負けず、新しい環境を手に入れる努力をしていきたいものである」(以上転載)

 本質の洞察である。そのなかでも、自己否定が一番きついだろう。特に99%に承認されている自分を自ら否定することは多大な苦痛と屈辱を伴う。さらに99%以上の合意がある常識を疑い、それを検証し、場合によって否定することがもっと厳しい。それはつまり、99%の人を敵に回すことである。

 99%という大多数からの承認を放棄し、自ら排斥や孤立、失敗のリスク、異端児そして時には背徳の烙印を引き受ける・・・。