パースの夏(4)~南下の旅、ワインを求めて南極海を目指す

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 1月30日(月)、パースからマーガレットリバーを目指して南下の旅。雨のパースを抜け出したら、どんどん空が晴れてくる。バッセルトン桟橋に到着したときはもう快晴状態だ。

 南半球で最も長い木造の桟橋とコバルトブルーの海との相性が抜群に素晴らしい。気のせいかもしれないが、南半球の空も海も北半球と違うように感じる。

 昼はビール試飲ピクニックランチ。6種類のビールの飲み比べ。かなり酔っ払う。そのあとは、マーガレットリバー・ワイナリーの見学とワイン試飲。

 かなり観光化したマーガレットリバーだが、訪問したワイナリーで出された試飲ワインは必ずしもOKサインを出せる程度ではなかった。むしろ市内のリカーショップで物色したほうが効率的だ。ワインの購入を断念。

 観光ツアーはまだまだ続く。今度は、マンモスケイブ。億年前の鍾乳洞散策。鍾乳洞内で発見された、タスマニアにしか生息しないはずのタスマニアン・デビルやその他数種類の化石も展示されている。

 バスは一路南下し、目指すはケープ・ルーウィン灯台。

 1895年に建造。南極海とインド洋が交差する海原が視界いっぱいに広がる。風が強い。そういえば、オーストラリアは南米同様、南極に一番近い大陸である。いつか南極に行きたい。

 夕方17時、バスはマーガレットリバーの街に滑り込む。30分の散策を楽しんで、そのまま夕食を取り、帰路に付く。パース市内に帰還したのは夜21時40分。長時間勤務のアダムズ・ツアーの運転手には心から感謝する。本当にお疲れ様でした。

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