勝ってもカジノ嫌い、日本人のギャンブル依存症雑感

 私はカジノ大嫌い人間なのだ。周りに興味津々とカジノ談義が行われるだけで嫌気がさすほど不寛容である。

 自分のカジノ嫌いはあまりにも主観的な偏見ではないかと、検証のために何度かマカオのカジノに足を運んだことがあった。やっぱり嫌いだった。見ただけでやってもいないのに結論するのは早計ではないかと、何が何でも一度くらいは実際にやってみようと決心した。

 それもマカオだった。50分間、約4000香港ドルの儲けで引き揚げた。あれだけカジノ嫌いだったのに、数千香港ドルを儲けた時点でなんと「もうちょっとやってみようか」という自分の変心ぶりに大きな自己嫌悪を感じた。

 先日、シンガポール視察の際、タクシーの運転手が執拗にカジノを薦めてきた。シンガポール人は100シンドルの入場料もかかるのに、外国人はただだから行かないと損だよ、と。

 何の損もしない。他人に金がかかっているのに、自分はかからないという相対論的な「擬似損得ゲーム」なのだ。「ああ、もったいない」。運転手は頭を横に振りながら苦笑いして私をホテル前に降ろしてくれた。

 もしや、その運転手は本気で私が損したと思っていたのかもしれない。シンガポール人の彼にしてみれば、その100ドルの入場料さえ必要なければ、とっくに足を運んでいたのかもしれない。シンガポール政府のカジノ政策が正しかったのだろう。

 厚生労働省が発表した推計データによると、日本人で「病的ギャンブラー」つまりギャンブル依存症をもつ成人は、人口の4.8%に当たる536万人に上るという。アメリカの1.58%、香港の1.8%、韓国の0.8%等と比べて、日本のギャンブル依存症率がダントツ高い。

 日本人ほどリスクを取りたがらない民族も稀有だが、なぜか賭博になると一気に豹変する。その辺の研究に物凄く興味がある。

コメント: 勝ってもカジノ嫌い、日本人のギャンブル依存症雑感

  1. そうそう、そこですね。以前の記事の、
    「浪人(2年)、大学生(4年)、留年大学生(2.5年)、アルバイト(2年)、契約社員(2年)、正社員(3.5年)、海外駐在員(6年)、失業者・ニート(0.5年)、個人事業主(0.5年)、大学院生(9年)、経営者(16年)」
    という経歴のつまらなさ。立派ではあるが、それだけなんですよね。唯一絵になるところが、「上司と喧嘩して会社辞めて、路頭に迷うことになるかと心配した・・・」とか、あんまり面白くない描写ぐらいですからね。
    「バクチで会社つぶして、女房子供に逃げられ、そこからまた立ち上がりました」ぐらいだと、「おおっ!立花先生は面白い人だ。人間がわかっている」となるんですけどね。
    浪人から正社員になるまでに、もうちょっと面白いエピソードはないのですか?立花先生のことだから、親の脛をかじってダラダラしていていたわけではないんでしょう?実は芸術の道を志していたとか、何かないのでしょうか?

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