<上海>相撲茶屋・照ノ谷、ずしんと伝わるオーナーの優しい心

 今日も美味しくいただきます!上海の美味しい日本料理店のほとんどは、オーナー直轄店です。「相撲茶屋 照ノ谷」もその一店舗です。

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 疲れたときは、本当に癒される店です。日本国内のレベルで言うと、とびきり美味しい店ではありませんが、この上海の地に、このような店の存在は、本当にありがたい。

 ちゃんこ鍋が主力ですが、他の料理も決して手抜きしていません。一品一品、オーナーの佐々木氏の優しい心が、ずしんと伝わってきます。素朴です、どれも、飾り気ありません。素朴な材料、素朴な作り方、素朴さに、「一生懸命」と「思いやり」がこもられ、じん~と心が打たれていきます。

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 きりたんぽも素朴そのものです。日本人にとっての神様は、米粒に宿っている。この店のきりたんぽは、私の推測では、中国の粳米を使っている。日本米に比べると、粘り気がなく、色気に欠けます。でも、ここ上海で食べるから、最高なのです。

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 『蝶々婦人』は、色彩的な管弦楽と旋律豊かな声楽部が最高に融合した、日本を舞台とするオペラの名作です。話しによると、『蝶々婦人』を作ったプッチーニは、一度も日本に来たことがないそうです。しかし、彼が作ったこの作品は、日本人に最もなじみの深い作品になっています。特に、第2幕の詠唱「ある晴れた日に」で、多くの日本人が心打たれます。

 ある日、私たちは、見るでしょう。
 一筋の煙が遠い水平線に立ち昇り、
 やがて船が現れるのを、
 その白い船が港に入り、
 礼砲を鳴らすわ、分かった?
 あの人がお戻りになったの、・・・

 外国人が描く日本というのは、日本人、特に日本を離れた日本人にとってみれば、特別な郷愁を誘います。

 話が脱線しました。中国の粳米は、日本米ほどの旨さがないからこそ、料理人が一生懸命魂を吹き込もうとする。そこから、大きな感動が伝わります。米の芯が結構個性を強調して残っていても、逆に本場イタリアのリゾット感覚で、深みを帯びた食感を楽しめます。

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 私は、何回も秋田で本場のきりたんぽを食べたことがありますが、今日ほど、感動を覚えたことはありません・・・

 ありがとう、今日も、一日、感謝です。

<住所>   上海市虹梅路3717弄16号珍珠城1階(虹梅路×延安西路、南西側角)
<電話>   021-6401-0138, 134-0218-0070
<営業>   11:30~00:00
<オーナー> 佐々木雅章 氏
<予算>   100元~250元
<メニュー> きりたんぽちゃんこ鍋88元 / 地鶏串焼き12元 / コース料理150元~・・・

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