「生き方改革勉強会」、なぜ無料開催になっているのか?

 面白い質問をいただいた――。

 私が「生き方改革勉強会」という無料セミナーシリーズをやっているので、「それがどうやって商売につながるのか」という質問。3点分けてお答えしよう。

 まず、「商売」の捉え方。売上や利益、それとも価値創出、どちらを優先的前提に考えるかという話。世に役立つ仕事であれば利益が出るかというと、必ずしもそうとは限らない。価値を創り出し、その「価値」「価格」に転換したところ、利益が出るわけだ。なので、仕事はすべてすぐに利益に直結するものではない。

 次に、実務の話。私の執筆中の書籍にこの「生き方改革勉強会」が多くの題材や根拠を提供してくれる。これは出版社と合意したことでもあり、商売気のいちばん濃厚な部分でもあろう。だから、参加者には必ずアンケート回答を求めているわけだ。一種のバーター取引といったほうが分かりやすいかもしれない。

 最後に、自分の勉強。私の売上でなく、私の顧客トップ20社の連結決算を積み上げるとその総額はデンマーク1国のGDPに匹敵する。私のキャリアは大企業の経営幹部に傾いていて、中小企業の経営者や一般個人(社員)とのつながりはやや希薄になる。複眼的視点という意味でも、勉強が必要で、この勉強会がその役目を引き受けている。

 というような背景があっての話だ。因みに次の勉強会は、7月26日(日曜)『生き方改革(2)~リストラの正体とは?』。楽しみにしている。

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