警備犬くんくん、超高層上海森タワー空室目立つ

 先週金曜日(4月10日)、上海環球金融中心(森タワー)入居のクライアントを訪問するので、世界一の高さ(474m)の展望台があって、上海のランドマークとされる超高層ビルに、二度目足を踏み入れます(オフィス棟は初めて)。

 車両入り口に、自動車のトランクを開けられて、警備犬がくんくんして、危険物をチェックしていました。しかし、歩道からは素通りで入れるのに・・・

 携帯物のセキュリティーチェックを経て、オフィス棟ロビーに入ると、案内係の美女に案内されて、早速訪問登録票の記入。登録票の記入が完了すると、入館磁気カードを渡され、ようやくエレベーターに乗れました。

 これあれ、車寄せからお客様のオフィスまで、所要時間10分もかかった。早めに来てよかった・・・

 警備状態は見た目では凄いが、熟練でプロのテロなら、抜け目を見つけて潜入する手口はまったくないだろうか・・。何となく、「安全の演出」は素晴らしかった。

 館内のオフィス階を見渡すと、空室があっちこっち目立ちます。色々聞いたらどうやら、入居率が50%切るか切らないかぎりぎりで、一日100万元の損失だとか・・・大変ですね、不況のせいかな・・・

 森ビルのホームページを調べると、2008年11月28日のニュースリリースが見付かりました。「・・・上海環球金融中心のオフィス入居率は、当初予定を上回る約50%と順調なスタートを切った」と書いてありました。ということは、昨年11月から今までの半年近くの期間に、新規入居契約はゼロ?

 怖いですね、不況は・・・いま賃貸契約すれば、きっと家賃も激安でしょうね。