あんな質問こんな質問

 先日、水野さんと共同無料セミナーを開催しました。いよいよ、会場からのアンケート質問に回答することになりました。事務局から上がってきた質問にざっと目を通すと、う~ん・・・、まともに回答できるのが6割くらいかな・・・

 まず、その一、1割ほどの質問には回答したくない、あまり初歩的というよりも、不勉強です。

 「○○○とは何か、×××とどう違うの?」、昨年の無料セミナーにも同じような質問がありました。去年は、私は、こう書いて返しました―「○○○と×××は、GoogleでもYahooでもエンジン検索にかけてみてください。3秒で回答が出てきます」

 もちろん、顧客企業さんなら、どんな初歩的な質問でも回答しますよ。私には顧客からの質問の内容を選ぶ権利がありません。でも、実際に顧客から来ている質問は、非常に品質の高い質問が多いのです(難しい質問も多いが・・・)。無料セミナーの質問回答は、もちろん無料で、あくまでも公益的なものです。後でQ&A集にして公開したりします。

 インターネットなら3秒で結果が分かるようなこと、アンケート用紙にコツコツ記入して、私がコツコツ回答して、互いに無駄ではないでしょうか。

 次、その二、1割~2割の質問には回答できない。質問の範疇が大きすぎる。

 「○○法律は企業にとってどのような影響があるのか、教えてください」。回答できないじゃなくて、回答すると、30ページくらいのレポートになりますから・・・

 最後、その三、1割ほどの質問にも回答できない・・・

 「当社は、労災社員が出ました。どう処理したらよいのか」。これは、二つ分けて考えます。まず、一般論として、「労災事故の取り扱い方と関連法令」、この手の情報もインターネットとか現地の役所から入手できます。問題は、その企業の場合、労災事故はどのようにして発生したのか?事故に遭った従業員の情況はどうなのか?会社は労災保険に加入しているのか?労災認定をしたか?傷害鑑定をしたのか?労災保険からの給付はどうなっているのか?事故責任は誰にあるのか?会社は職場の安全措置を講じているのか?会社は賠償や補助とかお金を払っているのか?会社の処理方針はどうなっているのか?・・・情況をすべて聞かないと、答えようがないのです。・・・

 こんな感じです。まあ、何とか全員に回答文を書きました・・・