本日、四大事務所デロイトとの共同セミナー、広州会場。満席の70名、当日欠席は1名だけ。
デロイト・エリス共同セミナー＠広州Westinホテル
デロイトと共同セミナーの話が出たとき、一番のネックは参加費の問題だった。デロイトはいままで基本的に無料セミナーだったが、私、当社は無料セミナーを絶対にやらない主義である。最終的に折衷案で、会場費等基本的コストがまかなう程度の有料セミナーになった。
ふたを開けてみるとびっくり。デロイトのいつもの無料セミナーで30～40名の出席だったところ、有料セミナーにした今回はなんと倍の出席になった。関係者が一同大喜びしての打ち上げになった。
無料セミナーというもののほとんどは、ボランティアでない以上、集客営業であって、購買誘導である。無料セミナーは決して無料ではないのだ。無料セミナーに主催者がかけた費用は結果的に、成約した顧客に跳ね返ってくるだろう。それだけではない。参加者は時間を割いていくわけだから、機会損失といったコストも負担しなければならない。
無料セミナーは結果的にコストの転嫁にしかならないのである。私はコストや価格の透明化を重要視して、セミナーはセミナーの価値の体現であって、価値があると思えば参加費や受講料を払っていくし、そうでなければ、時間の浪費をする必要はない。これが私、当社のセミナー運営の趣旨である。決して無料セミナーを否定するのではなく、価値観の相違にすぎないのである。
デロイトからも大変ご理解をいただけたことをうれしく思う。今後もまたの機会で一緒にセミナーをやろうということになった。