うちが持っているパソコンの中、2台の一体型デスクトップ機は、いまだにWindows 7のままだ。10年以上も使っているが、全く故障もなく元気に働いてくれているので、買い替える理由は何もない。
Windows 10へのアップグレードをエンジニアに依頼するが、機種が古いし、スペックも低いので、買い替えたほうがいいとバッサリ…。Windows 7のままのメンテナンスまで拒否される。それはまだしも、最近はもっとも困ったことが発生—―。「Googleドライブの同期ができなくなる」という警告(脅迫?)のポップアップが毎日、パソコンをオンするや現れるようになったのである。
買い替えしかないのかな。しかし、私は最後の最後まで諦めない。ついに、救世主が現れる。1人のエンジニアから、「SSDを差し替えてWindows 10にすれば、スピードが落ちないし、あと4~5年は優に使える」と。よしっ分かった。それでいこう。本日、2台のパソコンは半日弱の「手術」で見事にWindows 10に変身。スピードも落ちていない。お代金は材料費と出張費込み込みで1台450リンギット(1万2000円)。
私は希代の吝嗇家で、モノは使える限り絶対に捨てない主義である。iPhoneは3台持っているが、メインの1台だけが7S、あとベトナムや中国の携帯は、4Sのままである。
現代社会は大量生産・大量消費・大量廃棄の社会。「新発売」やら「バージョンアップ」やら次から次へとモノを買い替える。資源の無駄遣いだし、お金の浪費でもある。私は他人の目線など気にしない。笑われてもいい。理屈抜きに使えるモノは最後まで使う。ただのモノでも長く使っていると、情が湧く。捨てられない。
パソコンやスマホは5年償却というが、私は10~15年使います。