人格形成の日本語教育

 「誰よりも努力を怠らず、他人の倍苦労しても文句を言わず、いつも笑顔で人と接し、すべての失敗にめげず、人の役に立とうとして、報復など考えない人になる・・・」(笈川日本語教科書「前書き」より)

34103_2笈川先生と(2010年3月2日、北京にて)

 本日(3月2日)北京セミナーのあと、お客様から紹介された笈川幸司先生と北京で会食の機会を得た。

 笈川先生は、清華大学で日本語を教えている。日本語を語学として教えるよりも、日本の文化、日本人の心を教え子に体得してもらう教学スタイルで、絶大な人気を得ている。日本語スピーチコンテストで教え子を次々に優勝させてきた実績には脱帽だ。

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 日本語より大切なものを中国人学生に教え込んでいる。中国の教育に欠落している人格形成に大きな情熱を注ぎ続けてきた笈川先生から、私は学ぶものをたくさん見つけた。

 ありがとうございました。笈川先生。