湯気、羊肉、白酒、北京の冬物語

 北京出張の初日(3月1日)、スタッフと一緒に羊しゃぶしゃぶを食べることにした。

 前回出張中に、S社のO氏に連れて行ってもらった「羊大爺」(羊の親爺さん)がとても美味しかったので、スタッフと一緒に行った。

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 「こんにちは、立花さん」

 着席しようとすると、向こうからニコニコして歩いてきたのは、なんとあのO氏ではないか。会計士事務所の会計士たちと会食中だった。お客様から紹介された店で、そのお客様とばっかりあうのがこれで2回目。

 「羊大爺」は、しゃれた店ではないが、とにかく、豪快、羊肉が旨い。通常、冷凍の状態でスライスするしゃぶしゃぶ用の肉だが、ここではフレッシュもの(鮮羊肉)も出してくれる。鮮やかな色をした鮮羊肉に生卵を落としてよくかき混ぜてから、しゃぶしゃぶ。本当に旨い!

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 牛肉の場合、脂身が入っているとたくさん食べられないし、豚肉も結構ヘビーだ。しかし、この羊肉は不思議に何皿でも平らげてしまう。

 それに白酒。今時の中国の若者は白酒をほとんど飲まなくなったが、私は大好きなのだ。北京の冬は、なんと言っても羊しゃぶしゃぶと白酒。ぴったりだ。この「羊大爺」では、グラスたるものは存在しない。ビールも白酒も大きなお椀で飲むのだ。豪快!

 食べ終えて外に出ると、寒い~。1日前雪降った北京の街は零下4度。一気に、シャキッとした気分に。明日もがんばるそ!

 こんな北京の冬は、大好き。