老いと病気

 1日1.5時間の水泳。ベトナムの仕事(一般コンサル)をやめてから、ずいぶん余裕ができた。50代後半の体であるから、とにかく休息と運動を増やすことに余念がない。

 最近、弁護士の友人が50代前半にして脊柱管狭窄症を患い、痛い日々を送っていることを知らされた。とても他人事と思えない。特に座る仕事をする人なら誰もがいろんな病気にかかるリスクを抱えている。

 若い頃は体を犠牲にしてお金を稼ぎ、年を取ってからはお金を払って体を治す。皮肉と言われても仕方ない。

 人生は複式簿記である。貸借平均の原理が働く。失うもの、得るもの。借方と貸方の合計額は常に一致する。ある自由を得るために、別の自由を犠牲にする。これは、人それぞれの価値観で取捨選択が行われるのである。

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