なぜ、ワクチン未接種者をいじめるのか?

 マレーシアメディア情報学院(AKIT)研究員の章龍炎(Zhang Longyan)氏のコラム『未接種者をいじめていいのか?』の一節(2021年10月23日付マレーシア華字経済紙南洋商報)を抄訳する――。

 「我が国(マレーシア)政府は、2回のワクチンを接種したいわゆる完全接種者に10月11日から州越えの移動を許可し、様々な集団行動の制限も緩和した。この決定は、完全接種者に免疫力が備わっただけでなく、仮にコロナに感染しても重症化や死亡の確率が減るという根拠に基づいている」

 「しかし、私が把握したデータによると、事実は政府が宣伝している内容と異なっている。1回であれ2回であれワクチンを接種した人で、感染率も死亡率もなんと未接種者よりも高くなっている。なぜだろうか?」

 「2回接種でもダメなら、ブースターショットを打つ。いわゆる2回の『完全接種(fully vaccinated)』は有名無実。「2回」即ち「完全」というのは、あくまでも一種の仮説にすぎない。あるいはウイルスの後続の、しかもより強力な変異種が出ないことを前提にしている」(以上抄訳)

 大変合理的な論説だ。ある程度論理的思考のできる人なら、誰もがこの事実に気付いているはずだ。

 「ワクチン打て打て、感染が止まらないのは未接種者がいるからだ」。支配者には帝王学の鉄則がある。国民を分断したうえでお互いに戦わせる分断統治法だ。そうすると矛先が支配者に向けられずにすむ。国民には賢と愚の層が常に分かれているから、分断するにはそう苦労しない。

 接種組に優越的地位(優越感)を与えると、相対的に章氏の指摘した「未接種者いじめ」になる。「私たちはワクチンを打ったから、自由にレストランで食べられるのよ。あんたたち打ってない人たち、不便でお気の毒ね」というのも優越感の表れであり、国民の分断が形成される。

 実は支配者は100%の接種率を決して望んでいない。100%の接種率になっても感染が止まらない、あるいは重症者や死亡者が増えるのなら、彼たちにとっては実に都合の悪い話である。なぜなら、100%では「分断」のしようがないからだ。1割ないし2割程度の未接種者がいてくれたほうがありがたいわけだ。

 政府は直接手を出さなくても、接種者組(の一部愚民)が未接種組をいじめてくれる。それがメカニズム。

<補筆>
 医学誌ランセット感染症学で発表された研究によると、ワクチン接種を2回終えた人は、新型ウイルスの他人へのうつしやすさにおいて、未接種の人と変わらない。(2021年10月29日付BBCニュース)

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コメント: なぜ、ワクチン未接種者をいじめるのか?

  1. 日本も同じ状況です。全体で7割が接種済みになり、ワクチン推奨派通りになって来ております。年内くらいにワクチンパスなる物を本気で実行しようとしてます。
    重症化しないという明確な記録はなく、打ってる人はワクチンが全てを救ってくれるものと思ってる人達ですから疑う余地も無いです。
    3回打てばなお安全とか言う人達も一杯います。恐ろしい現象です。
    報道で間違った情報を流し続ける為です。

    近い将来、ワクチン副作用に苦しむ人がでない事を願うばかりです。

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