ワクチン接種するかしないか、私の考え方

 ワクチン接種を済ませた方、これから接種しようとする方、私のワクチン関係記事(フェイスブック上、私は接種しない意思を表明している)を見て不快に思い、不安を感じたことがあるかと思う。私の考えをはっきりさせよう。

 1.現時点では、ワクチンの有効性は明らかだ。接種グループは、コロナ罹患のリスク、罹患した場合の重症化のリスクが未接種グループより断然低い。これは紛れもない事実である。故に、未接種グループがコロナ感染や重症化のリスクを引き受けなければならない。

 2.接種グループは、ワクチンパスポートなどを入手し、海外渡航や社会的活動の範囲が未接種グループより広く、生活や仕事面で断然有利になる。未接種グループ(特に仕事を抱える人たち)は大きな機会損失、不利益を被らざるを得ない。これらに伴うストレスも不可避であろう。

 3.集団免疫獲得という社会的意義において、接種グループが未接種グループよりも、大義名分が厚く、道徳的に賞賛される側に立つ。逆に未接種グループは社会的差別を受ける恐れがある。接種率の上昇に伴い、未接種グループがマイノリティーに転じたとき、圧力や差別が一層強まるだろう。

 4.ただし、接種グループが引き受けざるを得ない唯一のリスクは、数年後という長期的副作用の可能性である(接種直後の副反応もあるが、瞬時的なものとして一応無視しよう)。確率はそう高くないとは思うのだが。

 世の中は全て、損得のトレードオフである。それは個人個人の価値観と独自判断に委ねられている。もちろん自己責任。私と私の家族は、4の長期的リスクを引き受けたくないため、123の利益を放棄する。それも無論個人的な意思決定である。

<次回>『考えてますか?ワクチン差別という深刻なリスク』

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