<雑論>偏向報道 / 日本脱出 / 戦争できる国 / 処方薬

● 偏向報道

 メディアを神聖視し、偏向報道を批判するのが、馬鹿馬鹿しい。

 メディアは単に一産業にすぎない。情報仲介業者だ。スポンサーの利益最優先が当たり前だ。ジャーナリストは生身の人間でサラリーマンだから、社の方針に従って報道するのも当たり前だ。フリージャーナリストだって糧を得るため、特定の読者層のニーズに合わせるのも当たり前だ。だから、偏向報道は、当たり前だ。

 偏向報道は、素晴らしい。偏向を矯正して読めばいい。自分の矯正力の向上につながる。更に偏向元の利害関係と意図を深読みできるので、大変役に立つ。その上、反対方向の偏向報道も併せて読めば、自分の中に不偏不党が生まれ、世界の本質が見えてくる。素晴らしいと思いませんか?

● 日本脱出

 1994年日本脱出してもうすぐ30年。バブル崩壊の兆しが出た頃、逃げ足が早いと言われる中、海外にはチャンスが転がっていた。2000年独立した時はまだ世界が明るかった。自分は幸運に恵まれ、家族や顧客に感謝している。今は海外も厳しさが増すなか、それでも脱出しようとする日本人が多い。

 助言を求められると、私は定番の「出口戦略」質問――「失敗したらどうする?」。そこで「帰国する」という答えが大半。こりゃダメだ。

 背水の陣を敷く。退路を全て断つ。生き残りにすべてを賭する。そういう日本人は少なすぎる。韓国人の方が凄い。昔の華僑も同じ。「帰国」という言葉はない。「落葉帰根」という中国語があって、死んで遺骨だけは落ち葉となり、根差した故郷の土に帰ると。日本人には、悲壮感が漂っていない。

● 戦争できる国

 私は反戦派ではない。戦争を仕掛けられた時に毅然とした対応が必要だから、日本を「戦争できる」国にすることには賛成だ。「戦争できる」とは、まず戦争に耐え得る強靭な経済を作ることだ。さもなければ、戦死する前に餓死してしまう。

 「戦争に耐え得る経済」といえば、今の日本は太平洋戦争当時の日本よりはるかに脆弱だ。サプライチェーンは中国に押さえられているし、島国ゆえの物流問題も致命傷だ。しかし、経済問題を棚上げにして、武器弾薬ばっかり買って儲ける利益集団がいる。彼らは美辞麗句で馬鹿な似非保守派を煽っている。空港もないのに飛行機を買うようなものだ。

 「戦争に耐え得る経済」ができた時点で日本が核保有することにも賛成だ。それがまさに真の抑止力と言える。

● 処方薬

 私は経営コンサルタント。知財で、顧客からフィーをいただいている。1つのアイデアの提案で数億円、数十億円の利益(損失回避)効果を出すことも珍しくない。その対価として、数百万円、数千万円のフィーなどは微々たるものと言える。しかしコストをかけずに同じ効果を手に入れたいという企業や経営者もいる。それは無理だ。

 「立花先生の記事からはいつも深い感銘をいただいている。もっと学ばせていただきたい」と切り出すのはいいが、要は有料記事や肝心なポイントを開示してほしいわけだ。言うはずがない。言ったら、フィーを払っているお客様は、正直者が馬鹿を見ることになってしまう。

 上部のところをゲットしたと思い、そのまま真似したら、ほぼ間違いなくやけどする。処方薬を無断服用するようなものだ。事例はたくさんある。くれぐれもお止めください。

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