旧オフィス勤務の最終日

 旧オフィス勤務の最終日だ。 別れを告げるのに一縷の侘しさもないわけではない。記念写真を撮ったりするのがその証だ。

50192_2旧オフィスの最終勤務日の記念写真(2011年1月21日)

 新オフィスは、総面積が若干小さくなった上、私の個室がなくなって、大部屋になった。出張や外出、自宅での深夜執筆が多く、いままで私の事務室の稼働率が悪かった。だったら、皆の空間にしようと間取りを変えた。

 オフィスの家賃は固定費のなかでも大きなウェイトを占める。とにかく固定費を切り詰め、何でも変動費でまかなうようにするのが、経営だ。

 私が今経営しているエリス・コンサルティングは、創業初期の自宅勤務とスタッフ4名から立ち上げ、最盛期24名の従業員にまで一旦拡張したが、そこで赤字転落(2006年)。それ以来人員削減とダウンサイジングを続け、いまは従業員数が最盛期の三分の一、売上げほぼ倍増。

 経営コンサルタントとして顧客に言っていることは、すべて自社でもそのまま実践している。自分もできないのに、人に偉そうにものを言えるはずがない。とにかく欲張らない、拡張しない主義を貫き、他人ではできない小さなことで最高の結果を出せる小粒、小さくても輝く小粒であり続けたい。

 来週からは新オフィスだ。場所が変わるだけで、ほかは何も変わらない。