2年ぶりのバリ島だが、島内の交通渋滞の常態化には驚く。デンパサール市内だけでなく、ウブドなど郊外も上海に勝るとも劣らないくらい渋滞が酷い。
島内観光は渋滞で時間がかかってしまい、予定通りに行かない。一日観光の終わりに夕方市内のスーパーや土産店で買い物をしたいという社員の要望だが、結局夜のバリ舞踊ディナーショーに間に合いそうもないので、翌日に順延。
バリ島は、国際的にも有名になりすぎて、常時観光客でごった返し状態だ。観光ビザは、2年前短期滞在なら7日間まで10ドルだったが、現在一律25ドルに値上げ。おそらく50ドルになっても観光客がやってくるから、心配は要らないだろう。
私は1994年に、はじめてバリ島に来てから、今回で通算8回ほど訪れているが、今回で印象が根本的に変わった。何と言うのだろうか。観光産業の急成長と共に、大量生産、標準化が発達し、観光客がこの大きな「観光生産ライン」に乗せられ、加工されているような気がしてならない。
バリ島は、アジアのホノルルになりつつある。
金曜は満月の夜を迎える。リゾートホテル構内では、華やかなバリ舞踊ショーが繰り広げられる。写真とビデオ撮影で興奮気味の社員たちの姿を見ると、「やはり、バリに来てよかった」と思った。