祝賀よりも自省、会社創立10周年記念日

 2011年10月28日、エリス・コンサルティング上海法人の創立10周年記念日。

 当初は顧客をはじめとするゲストを招いてパーティーの開催を検討したが、結果的に今回は見送ることにした。理由はいろいろある。

 まず、当社の創立記念日が顧客にとって一体意味があるのか。社交場的なイベントで顧客同士の情報交換や懇親を深める意味があるかもしれないが、当社の場合、各社の人事制度に立ち入っているだけに、会社によっては公開の場で顔を出すのが必ずしも都合がよいわけではない。

 それから、祝い花を贈ってもらったり何かと顧客企業に負担をかけることもあるし、また上海以外の顧客を招待するかどうかという難問もある。

 諸々考えた末、10周年という大きな節目だが、祝賀よりもむしろ自省の日にしようと決めた。10年間、顧客企業にどのくらいの価値を提供してきたか、まだまだ力不足で反省すべき点がいっぱいあるはずだ。

 反省は猿でもできるが、改善につながる反省に徹して、11年目からの進化を目指したい。