いい国つくろう、何度でも

 2011 年9 月、宝島社が一枚の広告を出した。大変衝撃的な広告だが、私の予想中のものだった。

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 マッカーサーは、日本の降伏文書の調印に先立ち、1945年8月30日に専用機で神奈川県の厚木海軍飛行場に到着した。厚木に降り立ったマッカーサーは、日本に占領時代の幕開けを宣告した。大変屈辱的な歴史だが、日本が復興し、立ち上がる栄光の序章でもあった。

 私は過去に2本の記事を書いたことがある――。「2010年07月26日 日本は破綻せよ!」、そして、「2010年12月10日 日本のXデーと第二マッカーサー」。1年前に、宝島社の広告を予見し、そしてよりストレートに言語化したものだった。

 今の日本は、いったん破たんさせてもいい。いや、もはや、もう破たんしなければならないところまで来ているのだ。そのXデーと第二のマッカーサーの来臨で、日本はきっと美しく強い国に生まれ変わるだろう。それ以外の道はないと、私が確信している。

 敗戦や災害など、史上幾度となく苦境に直面してきた日本。日本人はその都度、不屈の精神と団結力で国を建て直してきた。しかし、豊かになった日本は、既得利益に縛りつけられ、進化が止まってしまった・・・。だから、ここでいったん崩壊しよう。

 日本人は世界一しぶとく、強い生命力を秘めた国民だ。何度でもどん底から這い上がり、いい国を創るパワーを持っている。

 だから、「いい国つくろう、何度でも」