JALマイルで奄美大島へ、私の小さな「マイレージ戦略」

 11月末と12月の北京・東京出張は、貯まったマイルでめずらしくJALを使うことになった。

 JAL嫌いというわけではないが、メイン・マイレージがANA・スターアライアンスなので、マイルが貯まるスピードが全然違う。

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 JALのマイルは、私の場合、JALでなく、MU(東方航空)の利用で貯めこんでいる。ANA・スターアライアンスの方では、いま中国の航空会社でCA(中国国際航空)のみが加盟している。CAの場合、上海本拠地の私にとってあまり使いやすいものではない。格安券もMUのほうが断然多い。だから、MUに乗ってJALマイルを貯めるようにしている。

 ただ懸念事項がある。MUは今年「スカイチーム」に加盟したことで、今後、まったく別系統である「ワンワールド」所属のJALとは、かろうじていつまで提携関係を持ち続けられるかだ。その提携関係が消えると、JALマイレージ脱退は避けられない。

 中国系航空会社で、メジャーのMU、CZ(南方航空)、FM(上海航空)の三社はともに「スカイチーム」加盟なので、中国在住者にとって、「ワンワールド」に固執する理由はない。

 いずれ、メイン「スターアライアンス」、サブ「スカイチーム」というマイレージ戦略を確立した私は、先日、スカイチーム・メンバーの大韓航空「スカイパス」に入会した。

 ということで、今回のJALマイレージ無料券は、北京→羽田→奄美大島→羽田→上海で取った。日本国内どこまで飛んでも均一マイルで、遠く行ったほうが得だ。そこでANAが飛んでいない奄美大島を選んだ。しかも、12月1日からの冬季マイル割引期間で、通常2万マイルのところで、1万7000マイルだけでチケットを入手した。