<雑論>5%のエリートと免許制 / 中国は崩壊しない / アメリカの実体 / 鳥と枝 / 法輪功の真相

● 5%のエリートと免許制

 国家の運命は、5%のエリートにかかっている。1983年8月、当時のシンガポール、リー・クアンユー首相は、「知性と遺伝」について優生学の重要性を語った――。シンガポールの運命は「肉体的精神的に並以上に恵まれた」「たった5パーセントの」エリート集団にかかっている。

 私は、リー・クアンユー氏の理念に強く賛同する。国家は、5%のエリートによる「小集団独裁政治」または「権威主義体制」が最も理想的だ。この統治構造が定着したところで、体制外(95%)に対する統制と政治参加への一部制限が必要になる。ポピュリズム型の米式民主主義を容認する余地はない。

 中国はシンガポールから学んでいる。この30年の経済的成功もシンガポールモデルの正しさを証明している。思うに、中国・華人圏に限らず、とりわけ、日本人を含むアジア系黄色人種に関しては、このような「小集団独裁統治」がもっとも適合している。

 私はある疑問を抱いている――。

 学位や資格、免許などの制度は、プロフェッショナル、専門家の存在意義と必要性を示している。国家統治は高度な技術を要し、しかも全国民の福祉に係る最重要事項なのに、それは資格も何もない、誰でも参加できると、そういう民主主義っておかしくないか?政治に参加するというが、政治に無知のまま政治に参加するほど怖いことはない。

 政治に無知な人々はなぜ、投票できるのか。民主主義はまるで、ブレーキのない車が無免許運転されているようなものだ。だから民主主義は、免許制にする必要があるというのが、私の持論だ。選挙権の取得にあたって、国家利益とは何か、政治的知識について共通テストを実施し、90点以上を取った者だけが投票できるという、「投票免許制」が必要だ。思うに、できれば、政策投票も必要だ。いろんな政策について、なぜそれがいいか、国益に合致するか、説明があっての投票が必要だろう。

 現代の分析政治哲学の第一人者ジェイソン・ブレナンによる、包括的な反民主主義理論の著作「反民主主義」。その主張によれば、民主主義は期待されるほど優れたものではなく、むしろ有害性が高いという。故に、政治への参加は知的に厳選された人々に限定しなければならない。そのようにして、民主主義(デモクラシー)に対する「知者支配(エピストクラシー)」の擁護を提唱する氏の主張に私は、賛同する。

 伊藤貫先生も、最近「民主主義批判」の言説が増えている。立派な政治家がいないのは、なぜ?伊藤貫セミナー動画58分から(主旨)、「人格者、立派な人たち、まともな人たちは、選挙に出ないからだ。選挙に出ているのは、みんな質の低い人たちだ」。

 暴論ではない。事実なのだ。だから、私は投票権を返上した。ガソリン代を払って、貴重な人生の時間を費やして、投票に行くほど馬鹿馬鹿しいことはない。よく考えればわかる。民主主義の進化とともに、生活の質が低下しているのは、なぜ?ダメな社会制度だからだ。

 そして余談だが、日本にとって最大の危機は、中国の民主化だ。今中国が米式の民主主義国家になった場合、国内に大混乱が起き、親米派と反米派の対立と内戦、台湾海峡危機の早期表面化、いちばん危険な境地に陥るのは隣国の日本だ。中国が民主化した場合、米国は親米政権を擁立する。それが成功すれば、日本も台湾も、何の価値もないゴマ粒になる。日本と台湾に存在価値が保たれているのは、中国の権威主義政体が存在しているからだ。よく考えろ、日本人や台湾人。

● 中国は崩壊しない

 経済的崩壊、コロナ崩壊、習近平重病や失脚、派閥闘争の激化、クーデターの兆候…などなど。中共政権の崩壊をめぐる話題は後が絶えない。しかし、結果は?結果を検証せずにまた次のネタで客層を惹きつけるのが、反中反共メディア。反共ビジネスは、実は共産党の崩壊を望んでいない。いつまでも共産党が健在するから、反共の商売を続けられる。

 たとえ習近平が去ったとしても、次の指導者は共産党を崩壊させることはあり得ない。絶対にあり得ない。それどころか、習近平より急進的かもしれない。共産党の組織の頑丈さと優越性は、経営学次元から見ても、世界トップレベル。中共政権を崩壊させる仮説は現在、たった1つ――台湾統一に失敗した場合。

 だから、言っている。台湾統一はどんな犠牲を払ってでも、中国は必ず成し遂げる。他方、「どんな犠牲でも」という覚悟は、台湾人が持っているのか?それ以前に、米国人や日本人に、台湾のため「どこまで犠牲を払う」かを聞いてみたらいい。民主主義の連帯やら価値観外交やら、全部嘘。兄弟の血の連帯があっても遺産相続で争うのだから。

● アメリカの実体

 米中は戦わずに棲み分けるのが理想的だ。棲み分けるとどうなるのか?地政学的にユーラシア大陸、中東とアフリカないし南米が全て中国勢力下に置かれる。アメリカに残されるのは、北米大陸という文明の生まれない新大陸だけだ。せいぜい大西洋とイギリスまでではないか。

 文明の深みに無縁のアメリカは、戦略を哲学的に思考する力が欠けている。対中闘争にも戦略が全く見出せない。いわゆる「ビジョン」がないのだ。「戦略」という言葉。アメリカは誰よりも語っているが、国家戦略になると欠陥だらけ。ハリスなどは戦略どころか、政策も皆無に等しい。そんな頓馬を大統領候補の座に押し上げるのは、アメリカの恥。中国に勝てそうもない。

● 鳥と枝

 木の上に立つ鳥は枝が折れるのを恐れない。鳥が頼るのは木の枝ではなく、自分の翼だ。

● 法輪功の真相

 日本ではほとんど報道されていない。多くの日本人はいまだに「法輪功迫害」とか、あたかも正義の代弁者であるかのようなイメージを刷り込まれている。しかし、いよいよ法輪功の闇が炙り出されようとしている。

 法輪功系メディア大紀元の最高財務責任者(CFO)ビル・グアン氏が6月にアメリカでマネーロンダリングで起訴されることは、すでに先日シェアした通りだ。まだまだこれだけではない。最近、法輪功元幹部の虞超氏らが相次いで告発。法輪功傘下の神韵芸術団の未成年者に対する性犯罪、虐待、不法監禁、さらに団員負傷者の治療拒否、労働搾取、奴隷化、米国社会保険の不正受給、組織内部異見者の排除…などなど。(情報ソース:https://www.youtube.com/watch?v=50VFdV-h-z4&t=1200s など)

 こういった暴露がもし、捏造だったら、告発者を名義毀損で訴えればいい。アメリカの司法に裁いてもらえばいい。民主主義国家米国の司法がまさか「法輪功迫害」に加担することはあるまい。私は、法輪功関係者へ中国語で書いた――。

 打着幌子   (反共の看板を掲げ)
 骗着傻子   (情弱なアホを騙し)
 捏着笔杆子  (美辞麗句を宣伝し)
 耍着嘴皮子  (口先で正義を語り)
 抓着钱袋子  (とにかく儲けよう)
 猜猜这是哪家子(さてさて当ててこれはこれは誰だ)

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