東洋の神秘がもたらした奇跡、ハナの針灸・漢方治療が続く

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 昨年3月、我が家の長女ハナは口腔悪性腫瘍メラノーマと診断された。手術、ワクチン、抗がん剤など、現代医学のあらゆる治療を尽くしたものの、病気の進行を完全に止めることはできなかった。12月下旬、余命2か月の宣告を受けるに至った。しかし、ここから思いもよらぬ展開が始まった。今年1月1日より、針灸と漢方治療を開始すると、腫瘍は急激に変化を見せた。

針灸治療を受けるハナ

 まず、腫瘍はみるみるうちに縮小し、次第に平らになった。これは、漢方や針灸治療によって血流が変化し、腫瘍細胞が死滅した可能性を示唆している。さらに、壊死した腫瘍組織が唾液とともに徐々に排出されるという現象が見られた。これは、腫瘍が自然崩壊し、体の排出機構によって取り除かれるプロセスと考えられる。がんが縮小するときに見られる、一種の腫瘍退縮の過程である。

 さらに、免疫反応の活性化も影響している可能性がある。漢方と針灸が免疫系を刺激し、体が腫瘍細胞を異物と認識して攻撃した結果、腫瘍が壊死し、死んだ細胞が排出されるプロセスが進行しているのかもしれない。

 現在、ハナの体は変化を続けている。組織壊死が進行し、大量の唾液とともに壊死したがん細胞が排出されている。食事の摂取量は減少しているが、点滴を継続しながら、経過を慎重に観察している。

 絶望の淵に立たされていた家族にとって、この回復はまさに東洋の神秘がもたらした奇跡である。現代医学では限界があった治療が、漢方と針灸という伝統的な療法によって、ハナの生命力を引き出し、がん細胞を退縮させたのかもしれない。これからもハナの力を信じ、最善のケアを続けていくつもりである。

 今日もハナと楽しく暮らしている。幸せだ。

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