百メートル競走からマラソンモードに切り替える

 よほど運が悪いのか、熱中症が治ったと思いきや、今度胃腸がやられる。金曜のドラゴン航空深夜便でヤンゴンを発ち、香港に到着する直前に胃の不調を感じ、そこで悪化の一途を辿る。乗り継ぎで香港から離陸後は激しい胃痛に襲われ、最悪な状態になり、虹橋空港到着時はお腹を押さえての入国・通関・・・

 食あたりの様子でもなさそうで、あとから調べて分かったのだが、要はストレスや疲れで胃の消化機能がダメになったことが原因らしい。自宅でお粥以外ほぼ絶食状態で睡眠をたっぷり取って丸一日、ようやく今日夕方にほぼ完全回復し、普通に食事が取れるようになった。

 いやいや、今回のミャンマー出張はかなり深刻な重傷だった。フェースブックでもお叱りをいただいたのだが、ミャンマー事業の立ち上げでは、自分の健康まで無視して突っ走りすぎたことを深く反省している。特にヤンゴン滞在中の病気がかなり危険だ。現地の医療事情が劣悪で重病の場合通常バンコクへ緊急搬送される。

 自分の健康は、顧客や会社、従業員、家族など各方面に影響を及ぼすだけに一人の思いで無謀な突進を控えるべきだ。ミャンマー事業の削減を決定し、週明けにも業務調整に入る。

 焦らず、百メートル競走モードからマラソンモードに切り替える。