経済が良い時は皆仕事で稼ぐ、経済が悪い時は皆賭博で稼ぐ

 今年3月の中国の輸出入高は同期比で、輸出-15%と輸入-12.7%、2009年世界金融危機以来の最大幅下落を記録するにもかかわらず、株式市場は7年ぶりの高値更新、まさに絶好調。おかしいと思わないか。

 株を買えば大儲けする。どんどん買え買えと、爺ちゃん婆ちゃん投資者が株式市場に殺到する。懲りないね。何回やられても懲りない。政府は、A株市場の全面開放をアナウンスし、「1人1口座」制限を取っ払う。これで投資者は最大20個の証券取引口座を開設できる。どんどん買え!株を。

 ネットではこのように書かれている。「経済が良いときは皆仕事で稼ぐ、経済が悪い時は皆賭博で稼ぐ」。まさに中国の現状だ。しかし、この稼ぎの源はどこだろうね。金は天から降ってくる金持ち大国、中国である。

 ゴールドラッシュのラストスパートか。

コメント: 経済が良い時は皆仕事で稼ぐ、経済が悪い時は皆賭博で稼ぐ

  1. 経済悪い、経済悪い・・・。

    全くその通りなんですが、ケンタッキーも、マクドナルドも大盛況。セットメニューは軒並み30元ラインを越えてきているのにもかかわらずです。もう日本とほとんど変わらない値段だし、これ以上円安が進んだが日本より高くなることもありえます。世界中のマクドナルドが不調なのに中国だけは値上げの連続でも大入りのようです。

    外資系ファーストフードは中国でも高い部類ですから、決して安いから人が集まっているわけではないようにも見えます。高級レストランに行くよりは、安いからくるのか?そうだとすると、経済が悪いという証明になりますかね。

    家族が小さくなってきていて、中華レストランより行きやすいということもあるのかもしれません。衣服を見ると、ワーカーではないように見えますが、最近はワーカーの生活レベルが上がってきているので、どうなのかよくわかりません。

    経済が悪いのは数字として出てきているから間違いない。一方で消費欲に目覚めた中国人が多い。経済が悪化すると、出費を抑え、家で食事をする人が増えて、よけいに経済を悪化させた日本に対して、経済が悪化しても逆に外消費が増えつつある中国。結末はいかに?

    1. 柏木さん、面白い問題提起ですね。ありがとうございます。所感を本日の記事に掲載させていただきます。

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