証人不在・証言不能!証拠整備には大きなコストがかかる
S. Tachibana
<前回> 当社が元日本人従業員Aさんに訴えられた労働仲裁の続編。6月29日に本審理が当社顧客が傍聴する中で行われた。 本審理に先立っての事前準備について若干言及したい。まず、今回Aさんは日系人材紹…
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1回目審理、和解拒否・敗訴受入れ姿勢の変わった被申立人
S. Tachibana
<前回> 当社が元日本人従業員Aさんに訴えられた労働仲裁について、6月5日に初回審理が当社顧客企業数社が傍聴するなかで行われた。 パチッ。あとから到着する申立人の元従業員Aさんは、法廷に入ると、わ…
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公開傍聴を受け入れる、「人体実験」労働裁判で進化する
S. Tachibana
<前回> 当社が元日本人従業員Aさんに訴えられた労働仲裁について、6月5日の初回審理から、セミナー受講者ならびに当社顧客企業優先で、公開傍聴を募集したところ(「労働紛争調停仲裁法」第26条の労働仲裁…
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訴えられた!人事コンサル会社は労働紛争に遭遇
S. Tachibana
訴えられた。 昨日、当社、エリス・コンサルティングには一枚の労働仲裁呼び出し状が舞い込んだ。数か月前に試用期間中に不合格として解雇された元従業員Aさんからの仲裁申立て――。不合格ではない、違法解雇…
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【事例】従業員間の待遇差異に不満、ルールなき集団労働争議は次第に「テロ化」する
S. Tachibana
● 武漢富士康集団自殺ほのめかし示威事件 湖北省武漢市の富士康科技工業園で1月3日午後、100人を超す従業員が工場棟の屋上に登り、集団による飛び降り自殺を示唆して経営陣に抗議する事件があった。幸い、…
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【事例】シチズン深圳ストライキ事件についての報道まとめ
S. Tachibana
シチズンのOEM先である深圳・冠星精密表鏈廠の1000名余りの労働者が、10月17日からストライキに突入した。 中国系メディア掲載の写真を見ると、「血汗工場」や「日本人が従業員を殴る」「犯罪人を厳…
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全面スト突入の裏に隠された真実、一方通行の情報指令系統障害が怖い
S. Tachibana
ある夜、20時前、夕食の食卓につこうとすると、私の携帯に緊急コールが着信した。上海郊外にある顧客企業A社からの電話だった。A社の製品は、世界でも有名なブランドだ。 「大変だ。工場のある生産ラインで…
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中国の「幼稚現象」、良し悪しは各人の判断
S. Tachibana
二審上訴。裁判所から開廷通知が届いた。遠隔地のため、1泊出張を余儀なくされる。法廷の日は変えられないので、私と弁護士の前後の予定がすべて狂ってしまった。事務局が慌てて各社と日程調整に入った。3月いっ…
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【判例】有給休暇日数の付与基準と買取計算問題~上海市とアモイ市判例
S. Tachibana
【判例1】上海市・黄さん事案 2006年1月、黄さんは上海にあるブライダル会社に就職した。黄さんと会社は労働契約を締結し、黄さんは倉庫管理を任されることになった。その後、2007年度の約定月賃金は1…
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