24時間の戦い、問題解決の日々

 7月11日(月)。煙台日帰り出張。きつい一日だった。

 5時15分起床。7時50分発の東方航空便で煙台に向かう。9時10分煙台着。顧客K社の送迎車で工場本部へ。

 10時、打ち合わせ開始。本日は、賃金等級制度の最終回打ち合わせで、最大な問題点の解決に取り掛かる――。

 ポスト不足問題。先輩社員がポストを占領し、有能な若手社員が早々とガラス天井にぶち当たる。

 「ポスト不足」は誤認だ。ポスト不足ではなく、逆にポスト過剰と流動性不足が問題の根源だと、私は指摘する。昇進の道を拡張するために、次から次へとポストを作っていく。数千名の工場、組織の構造がどんどん複雑になり、もはやポストだけの問題ではない、弊害が拡大している――。間接部門・コストセンターの膨張、生産性の低下、部門利益が目立ち、部門間の壁が出来上がり、全社観点を遮断してしまっている・・・などなど。

 12時、食欲があまりなく、昼食をパス。昼休みの時間を利用して、Y社の人事担当者からのコールに答える。社内上級幹部辞職の引き留め問題について、見解とコメントを提供――法的観点での処理原則、辞職届の無効処理と法外処理、原理原則問題に分けて、合法性と合理性の観点からそれぞれ説明し、Y社が取った法外処理に対して、異見を明確に申し述べた。

 13時、K社の打ち合わせ再開。引き続き、ポスト問題の議論。2時間余りの議論で、方向性が見えてきた。大きな一歩を踏み出す――ポスト流動性を付与する方針と施策で、管理陣の大筋の合意を得た。

 16時過ぎ、煙台空港へ向かう。帰りの東方航空機は定刻より40分遅れて、20時15分に上海虹橋空港に到着。

 21時、自宅で仕事開始。セミナーの準備、顧客Q&A、社内事務の処理で、終了したのが翌朝未明3時過ぎ。

 24時間戦うのが、なかなかきつい。