上海の東櫻花苑も閉鎖か。フェイスブック友人の情報だが、ちょっと驚いている。東櫻花苑が上海「日本人村」の最後の砦だった。
私が2013年、上海からクアラルンプールに移住する直前まで住んでいたアメリカンホームズは、虹橋の閑静な住宅街にあって住民の9割が日本人だった。その1年後に全棟改装と売却のため、閉鎖となった。そこから追い出された日本人駐在員帯同家族のほとんどがこぞって虹橋ヴィラへ移転したが、その後すぐに虹橋ヴィラもまた運営中止になった。
最後の砦である東櫻花苑はしばらく存続するかと思いきや、今度これも全体改装と物件売却のため閉鎖。住民は契約満期順で退去させられるという。そのなか、虹橋公寓や虹橋ヴィラ等から引っ越してきた家族も多数含まれており、二転三転の移動を強いられ、さぞかし疲弊化するだろう。
これで、上海の「日本人村」が全滅することになる。日本人学校の生徒数もどんどん減少していると聞く。時代の変遷だ。