<ハノイ>かみぬま屋、ベトナム人による怪しくない店

 3月21日(火)、ハノイ市内の和食店「かみぬま屋」で食事。オーナーも料理人もベトナム人。最近この手の日本料理店に興味があって、機会を見ては行くようにしている。

 広告では「寿司」を宣伝していたが、行ってみると寿司屋のメニューではない。正直言って居酒屋だ。刺身からはじめていろいろ試してみようと決め、次から次へと注文を入れる。

 鮎の塩焼きは、塩気が少々きつい(もうちょっといい塩を使って欲しい)以外とてもオーソドックスで評価できる。

 焼鳥も旨い。ネギまの鶏肉は巨大でがっつりと頬張るには最適だ(女性には二口に分けて食べないと厳しい)。

 ご飯ものは、「豚角煮どん」。ベトナム風にアレンジされているところがまた良い。豚角煮ほどご飯に合うものも少ない。この抜群の相性が存分に体現される一品だ。肉汁が染み込んだご飯が旨い。

 客も在住日本人が多い。怪しい和食屋と思ったら、本格的な味と手頃な値段で大満足。