要注意、マレーシアでの日本人不法就労問題

 最近、マレーシアで「不法就労」とされる日本人の摘発話をよく聞く。駐在員の配偶者滞在ビザ(DP=Dependent Pass)と親子留学のガーディアン・ビザ(保護者ビザ)の保有者は特に要注意。

 家でピアノ教室やお絵描き教室などで僅かな報酬を得ることでも、「就労」と見なされる可能性がある。日本人女性同士の嫉妬でタレコミするとみられるケースもあるようだ。

 ボランティア活動は問題ないが、ただ交通費などの実費をもらった場合、報酬ではないことを証明しなければならない。関係組織との無報酬契約や、実費を裏付ける領収書等の提示が必要になる。

 いちばん要注意なのは、DP、駐在員の配偶者ビザ。そのビザのスポンサーはご主人の会社であるから、問題があった場合、会社に照会が行く。ご主人に対する会社の心証はいいはずがない。仕事やキャリアに影響が出たらオチだ。

 一回でもブラックリストに載せられると、今後のマレーシア入国に支障が出るので、要注意だ。

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