副業の執筆活動1年を振り返って・・・

 私の副業、Wedgeへの寄稿を始めて1年経った。3つのシリーズで、合計70本の記事を出し、25万文字に及んだ。

 とはいっても、私は経営コンサルタントであって、文筆家が本業ではない。収入面もコンサルタントの方が断然効率がよい。それでも喜んで執筆する理由はある。

 1つ目は、虚栄心。年を取ったせいか、やはり世に何か残したいという気持ち(虚栄心でもある)が強くなった。どうせ毒舌を吐くなら、四方八方に毒汁を撒いたほうがいい。爽快感が倍増。

 2つ目は、実用性。モノを書くことは、自分の考えを整理することでもあり、ロジカルシンキングの練習として、知的投資になる。さらに執筆に欠かせない情報の収集や分析はコンサルタントの実務にも大きく寄与する。

 3つ目は、自己満足。言論の自由の先(上位)には思想の自由がある。自由の昇華で心が満たされる。虚栄心は外向きだが、自由世界を飛翔する心の充足は内面的幸福感を得るものである。

 執筆、来年は少々ペースを落としながらも継続していきたい。

 ● 立花聡の「世界ビジネス見聞録」
 ● 迷走する日本の「働き方改革」への処方箋
 ● トランプを読み解く