パジャマ、粽、ボサボサ頭、そして、ありがとうのホワイトデー

 出張の疲れがたまって、昼過ぎまで寝坊。頭ボサボサで、パジャマ姿の私は、出張中溜まった新聞を読み始める。

 「今日は、ホワイトデーだね」、妻が言う。
 「うん、そうだね」、私が言う。
 「・・・?」、妻が何も言わない。
 「・・・?」、私も何も言わない。
 「お昼は?」、妻が言う。
 「ほら、この間高速道路のサービスエリアで買った粽って残ってるんだろう」、私が言う。
 「じゃ、蒸しましょうか」、妻が言う。
 「うん、そうしてくれ」、私が言う。

 妻が台所に入っていく・・・

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 我が家は、基本的に、クリスマスやバレンタインデー、ホワイトデーなどいわゆる世間一般の「イベント日」を無視している。というよりも、私の意志で。中国に来てから、毎年の新年必ず会社の受付に、日本から買ってきた鏡餅を飾るのが、唯一の例外です。

 理由は、単純です。

 たとえば、ある女性が、ある男性にチョコレートを上げるとすれば、そのタイミングは、

 <タイミングA> バレンタインデー
 <タイミングB> 何でもない普通の日

 男性は、どちらをもっとたくさん喜ぶのだろうか?私なら、絶対にタイミングB、何でもない普通の日です。なぜなら、バレンタインデーなら「義理」か「本命」を考えなければならないし、お返しという負担もあります。

 女性はどうでしょうか?何でもない日ですが、男性が、美しい花をプレゼントします、お洒落なレストランでのディナーを誘います・・・

 「何でもない日だから、いつもの感謝を込めて、愛を込めて・・・」なんてきざな言葉を付け加えたりして・・・

 日本人も、中国人も、アジア人はみんなシャイですから、なかなかきざなことができません。だから、全員一斉のイベント日がありがたい。「赤信号みんなで渡れば怖くない」の一種ですかね。

 ・・・熱々の粽を食べながら、私が妻に対する感謝の気持ちを込めて、ありがとう!

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