立花流の旅スタイル、えっ?日本国旅券に記念スタンプ?

 私は、旅が大好きで、いままで35か国を旅しました。

 私は、変な趣味を持っています。使用中のパスポートの空白スペースに、世界各地の記念スタンプを押す習慣です。特に、出入国スタンプに合わせて、その土地の記念スタンプをすると、旅の思い出がより鮮明に残ります。

20322老化を確認する最良なツール―失効パスポート

 ある日、成田空港の入国係官にひどく怒られました、「ちょっと、あなた、旅券は公文書ですよ、私的印鑑を押しちゃダメでしょっ!」

 「すっ、すみません、もう押しません・・・」、でも、お金を払って、取得したパスポートなのに・・・

 以来、私は、少しこの習慣を矯正しました。期限切れ、使用済みのパスポートを使うことにしました。入国審査で間違って失効パスポートを出さないように、厳重な注意を払っています。

 すみません、日本国旅券様!

 さて、私の旅スタイルを紹介します。

 私は、ツアーに絶対に参加しない頑固自由旅行派です。ふらりと出る旅行もありますが、基本的に入念な事前準備をします。私の旅行の準備は、とても時間がかかります。通常は、以下のステップを踏みます。

 <ステップ1> 仕事の日程を調整して、休暇期間を確保する。

 <ステップ2> 旅の地域を決め、往復の格安航空券を確保する。ときどき、超激安航空券を発見して、衝動買いして、その場で即決旅を決め、それから休暇を取るという逆手順も。ちなみに、旅に関しては、家の独裁者で、あまり妻の意見を聞かない。

 <ステップ3> 日本にいるときは、JTBさんや日本旅行さんなどの大手旅行代理店店頭に行って、これから行く目的地のツアーパンフレットをもらう (すみません!旅行会社を利用するつもりがないのに、ただパンフレットだけもらう確信犯で、誠に申し訳ありません!とは言いながらも、今後も「犯行」をやめるつもりはありません・・・」。日本にいないときは、インターネットで上記情報を集める。

20322_3モルディブでスキューバダイビング免許取得記念スタンプ

 <ステップ4> 旅行会社の標準ツアーをじっくり吟味し、興味のあるスポット、ホテル、博物館などをピックアップし、インターネットで詳細を調べる。最終的に、行きたいスポット、泊まりたいホテルを決定する。

 <ステップ5> 上記のスポット(パーツ)を使って、自分だけの旅程を組み立てる。好きな場所、ホテルである場合、または、ゆっくりと滞在したい場合は、標準ツアーよりも泊数を増やすようにする。

 <ステップ6> 各スポット(パーツ)の個別予約を行う。現地の飛行機、列車、レンタカー、ホテルは、基本的にすべてインターネットで予約。英語は苦にならない。予約確認書のプリントアウト、スポット紹介のプリントアウトを日時順に、一冊にまとめる。これで、自分専用の旅程書が出来上がる。

20322_4ヨーロッパ最高峰スイス・ユングフラウヨッホ登頂記念スタンプ

 <ステップ7> 上記の旅程に合わせて、私にとって一大事である旅行中の食事場所(レストランなど)を決める、これもインターネット。食べたい料理をリストアップする。場合によって、インターネットでレストランと料理も予約してしまう。
英語圏以外の国の場合、食べ物名称などの現地語も一覧にまとめておき、出発まで念仏のように、ブツブツと毎日繰り返し練習し、覚える。
 ちなみに、基本的に旅先のレストランでは、すべて、現地語を使用する。いままで、話したことのある外国語は、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ギリシア語、ロシア語、ハンガリー語、モンゴル語、ベトナム語、ヒンドゥ語、マレー語、インドネシア語、韓国語、朝鮮語(北朝鮮)・・・などなど。

 <ステップ8> 先進諸国の旅行は以上の準備で終わりだが、途上国の場合、不意な出来事で、旅程が狂うリスクも考えて、予備プランも用意する。基本的に、旅3日につき、1日の余裕時間を取る。何もないときは、ホテルのプールなどでプカプカしながら読書して時間を潰す。

 <ステップ9> 期限切れの失効日本国旅券をカバンに詰め、各地の記念スタンプ用にする。

 <ステップ10> 最終点検をして、Let’s Go!