航空業界再編へ、エアアジアが面白い

 たまに金融の話を書こう。個人的に株式投資に大きな興味はないが、「イベント」絡みのものなら、面白いので追いかけたりもする。今の「旬の銘柄」といえば、コロナ関連。私がウォッチしているのは、LCCのエアアジア。

 この1年間、75%ほど株価が下落した。もちろん、コロナの影響が大きい。ただ、マレーシア航空に比べると、1年前の財務状況はエアアジアのほうが全然良かった。マレーシア航空はどうも経営センスが悪く、なかなかうまくいかずに、コロナでどん底に落ちた。

 そこで、最終的にマレーシア航空が破綻した場合、エアアジアの1人勝ちになる。エアアジアは、事業子会社に分けて運営しているので、不採算事業の処理がしやすい。たとえば、エアアジア・ジャパンを切った。これから、遠距離国際線専門のエアアジアXを切り捨てれば、マレーシア航空を受け入れるスペースができるわけだ。

 つまり、不採算の国際線部門の固定費をカットして、マレーシア航空の崩壊を待つというシナリオだ。総量的に、マレーシア航空とエアアジア、マリンドの3社では、コロナ前でも供給過剰だった。この際、エアアジアがリストラを断行すれば、中期的アタックの体制が整う。

 資金調達も着々と行っているので、コロナの我慢比べでいうと、エアアジアのほうがマレーシア航空より有利な立場にある。さらに本業から得たビッグデータを生かして、フィンテックや、アリババのような事業にも試験的に乗り出しているので、あたれば大きい。当座小銭を稼いで本業の穴埋めもできる。

 かといって、今すぐエアアジア株が買いかというと、個人的には時期尚早だと思う。先がまだ見えないし、底入れとは到底思えない。さらにエクイティ・ファイナンスも行われるので、1株当たりの価値が薄まる(希薄化する)ことも予想される。

 私の予想通りにいけば、底を見極めて、エアアジア株を買い入れるのが面白いかもしれない。化ける可能性があるからだ。

<注>本投稿はあくまでも個人的な意見です。投資の意思決定に影響を及ぼすものではありません。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。