上海セブンイレブンHPに誤字デカデカ、縁起が悪い

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上記の写真は、セブンイレブン中国語公式HPからコピーしたものです

 セブンイレブンは、4月末に上海で4店舗を開店した。店頭視察に先立って、まずは、セブンイレブンの中国語ホームページにアクセスしてみた。すると、びっくり仰天!デカデカと誤字だ!

 ホームページの店舗案内 (アクセス日時は09年5月5日現在)にデカデカと掲載されている、「随時供后你的光臨」(随時ご来店をお待ちしております)の「供后」は誤字で、正解は、同じ発音の「恭候」だった。天下のセブンイレブン、自社公式ホームページにデカデカと誤字とは、さぞ信じがたい光景だ。

 中国語も日本語も同様、タイプするとき同音の単語で漢字変換ミスが発生しやすい。しかし、今回は漢字変換ミスではない。なぜなら、中国語の辞書をどう調べても、「供后」(Gonghou
)という単語は存在しないのだ。

 私が、「Gonghou」を中国語Windowsでタイプしてみたが、変換されたのは、「恭候」と「拱候」の二組だけだった。やはり、「供后」という単語はない。すると、結論は一つ。「供后」をタイプした人間は、「恭候」という謙遜語を知らなかった?しかも、堂々のセブンイレブン、校正スタッフもいなかったのだろうか?

 「供后」をどうしても解釈しようとすると、二つの意味が読み取れる。

 一つ、「供」は「供給」、「后」は「后代」(次世代)。すると、「次世代に供給する」。

 もう一つ、「供」は「供える」、「后」は「后事」(死後、仏様)。すると、「仏様に供える」。

 なんと縁起の悪い言葉。現世の商売なのに、故人や来世に商品を供する以上縁起の悪いことがない・・・。