コンサルタント水野真澄氏との飲み会

  中国会計税務分野の名コンサルタント水野真澄氏と2回目の食事交流会が昨夜上海でありました。邦字メディアNNA中国編集局長総経理・三井信幸氏にも同席していただき、クロス業界の飲み会となり、深夜まで盛り上がりました。

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 水野氏は、私と同じように脱サラの起業家で、大きな会社の看板をはずす前後の体験談で盛り上がります。一点、水野氏と意見が共通したところは、むやみな起業を若い人たちに余り勧めないことでした。本当にこの仕事が好きで好きで、自分の天職だという人でも、数え切れないくらいの苦難を乗り越えなければとてもやり遂げることができません。

 起業前後の一番大きな変化は?水野氏も私も「給料日が、天国から地獄になった」と大笑いしました。起業したことで、やはり「気分がすっきりして、色々と社内の人間関係を考えながら仕事をするという煩わしさから脱出した」ことで意見が一致。

 確かに会社経営者は自由気ままなところが、羨ましがられるのですが、その代わりにお客様への責任以外に、従業員への責任、家族への責任、それこそ利害関係者からのベクトルが一気に経営者に向けられ、重圧に喘ぐ日々が続く羽目になります。人生には、得すれば必ずどこかで損もする、つねに「貸方」と「借方」の均衡でバランスシートが成り立ちます。

 水野氏も最近仕事が軌道に乗りつつ、ブログを書く余裕ができたと言います。昨夏から今日までの水野氏のブログを読んで、氏の奮闘の軌跡を歴然と確認することができ、限りなく感銘を受けるばかりです。もう少し時間が経てば、水野氏の起業前後の詳細も書いてくれるだろうと期待しています。私の場合は、起業してすでに9年目になり、自分で「時効」と決め込んで、当時の真相をいまこのブログの「私はこうして会社を辞めました」コーナーで書いています。

 今夏あたり、上海で水野氏と共同セミナーを開催することで合意しました。会計税務と法務人事労務をミックスし、事例学習も交えてのユニークなセミナーにしようと、共同企画に入りました。是非ご期待ください。

 それにしても、水野氏も三井氏も酒豪で、昨日三人でビール、日本酒、焼酎、ウイスキーの駅伝飲みで大分酔っ払いました。本日は昼過ぎになってようやく二日酔いから脱出しました。楽しい交流会でした。水野さん、三井さん、ありがとうございました。